次の図は、SonicWALL セキュリティ装置で BGP が 2 つの異なる AS 上の 2 つのルータに接続するように設定されている、基本的な BGP トポロジを示したものです。
図 75. BGP トポロジ
このネットワークの FIB 内のルートは、SonicOS GUI でも、CLI を使用することによっても表示できます。
BGP 設定の要約は、「ネットワーク > ルーティング」ページの上部にある「ルーティング モード」プルダウン メニューの横の「BGP 状況」ボタンを選択することによって、SonicOS GUI で表示できます。「BGP 状況」ウィンドウには、show ip bgp summary コマンドと show ip bgp neighbor コマンドの出力が表示されます。
FIB 内の BGP ルートも、SonicOS GUI で「ネットワーク > ルーティング」ページの「ルーティング ポリシー」テーブルに表示されます。
FIB ルートを CLI で表示するには、以下のコマンドを実行します。
RIB ルートを CLI で表示するには、show ip bgp コマンドを入力します。
SonicWALL BGP は、BGP トラフィックに関連するログ イベントを表示するための包括的なデバッグ コマンドを提供しています。BGP ログ採取は、CLI で以下のキーワードを付けて debug bgp コマンドを使用することで設定できます。
BGP デバッグを無効にするには、コマンドの前に "no" と入力します。例えば、イベントのデバッグを無効にするには、no debug events コマンドを入力します。
SonicOS GUI の「ログ > 表示」ページには、BGP ログ メッセージも表示できます。BGP メッセージは、ログ メッセージの「高度なルーティング」種別の一部として表示されます。
上のメッセージは、更新の受信元であるルータが装置に直接接続されていなかったため、送信 RIB に対する更新が拒否されたことを示しています。
直接接続されていない BGP ピアを許可するには、neighbor コマンドで ebgp-multihop キーワードを使用します。以下に例を示します。