第27章 ウェブ プロキシ転送のセットアップ
ネットワーク > ウェブ プロキシ
ウェブ プロキシ サーバはHTTP要求をインターセプトし、要求されたウェブ ページのコピーを保管しているかどうかを判別します。保管していない場合、プロキシはインターネット上のサーバへの要求を完了し、要求された情報をユーザに返すとともに将来の要求に備えてローカルに保存します。ネットワーク上の各コンピュータがウェブ要求をサーバに送る設定をする必要があるため、ネットワーク上のウェブ プロキシ サーバのセットアップは手間がかかる場合があります。
プロキシ サーバがネットワーク上にある場合は、各コンピュータのウェブ ブラウザがプロキシ サーバに接続する設定をする代わりに、「ネットワーク > ウェブ プロキシ」ページの設定を使用して、サーバをWANに移動しウェブ プロキシ転送を有効にすることができます。SonicWALLセキュリティ装置がすべてのウェブ プロキシ要求をプロキシ サーバに自動的に転送し、ネットワーク上のすべてのコンピュータを設定する必要はありません。
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プロキシ ウェブ サーバを設定するには、「ネットワーク > ウェブ プロキシ」ページを選択します。
手順 1 ウェブ プロキシ サーバをハブに接続し、ハブをSonicWALLセキュリティ装置のWANまたはDMZポートに接続します。手順 2 「プロキシ ウェブ サーバ (名前またはIPアドレス)」フィールドに、プロキシ サーバの名前またはIPアドレスを入力します。手順 3 「プロキシ ウェブ サーバのポート番号」フィールドに、プロキシのIPポートを入力します。手順 4 障害が発生した場合にプロキシ サーバをバイパスするには、「プロキシ サーバが利用できない場合、プロキシ サーバをバイパスする」チェック ボックスを選択します。手順 5 クライアントがDMZ上で設定されている場合は、「公開ゾーン クライアント リクエストをプロキシ サーバに転送する」を選択します。手順 6 「適用」を選択します。SonicWALLセキュリティ装置が更新された後、ブラウザ ウィンドウの一番下に更新を確認するメッセージが表示されます。プロキシ障害時にプロキシ サーバをバイパスする
「ファイアウォール > ウェブ プロキシ」ページにウェブ プロキシ サーバが指定されている場合は、「プロキシ サーバが利用できない場合、プロキシ サーバをバイパスする」チェックボックスを選択することにより、ウェブ プロキシ サーバが利用できなくなったときに、SonicWALLセキュリティ装置の背後にあるクライアントがウェブ プロキシ サーバをバイパスできるようになります。代わりに、クライアントのブラウザは、ウェブ プロキシ サーバが指定されていないかのようにインターネットに直接アクセスします。