用語集

 

BPDU

Bridge Protocol Data Unit - BPDU は、ブリッジ ID とルート経路コストに関する情報を交換するために、RSTP で使用される、特殊なデータ フレームです。BPDU の交換は、スイッチがネットワーク トポロジを追跡してポート転送を開始または停止できるように、数秒ごとに行われます。

CoS

Class of Service (サービス等級) - CoS (IEEE 802.1p) によって 8 種類のサービス等級が定義されています。これらのサービス等級は、802.1 ネットワークでのタグ付きフレームの使用時にイーサネット フレームに付加される IEEE 802.1Q ヘッダー内の 3 ビットの user_priority (ユーザ優先順位) フィールドで示されます。

DSCP

Differentiated Services Code Point - DiffServ コード ポイントとも呼ばれる DSCP は、単純で大雑把な等級ベースのメカニズムを定義するネットワーキング手法です。このメカニズムのねらいは、ネットワーク トラフィックを分類および管理すると共に IP ネットワークでのサービス品質 (QoS) の保証を実現することにあります。1998 年に IETF が公開した RFC 2475 によって DSCP は定義されています。DSCP は IP パケットのヘッダー内に 8 ビットのフィールドを設定することで動作します。

IETF

Internet Engineering Task Force (インターネット エンジニアリング タスク フォース) - IETF は、インターネット規格を策定および推進するオープンな標準化団体です。

L2

OSI レイヤ 2 (イーサネット) - OSI 7 層モデルのレイヤ 2 はデータ リンク層であり、イーサネット プロトコルはこのレイヤ上で実行されます。レイヤ 2 はネットワーク エンティティ間でのデータの転送に使用されます。

LACP

Link Aggregation Control Protocol - LACP は、複数の物理ポートをまとめて 1 つの論理チャネルを形成するための IEEE 仕様です。LACP では、接続された機器による負荷分散が可能になります。

LLDP

Link Layer Discovery Protocol (IEEE 802.1AB) - LLDP は、識別情報、処理能力、相互接続の状況を伝えるためにネットワーク機器によって使用されます。こうした情報は各ホストの MIB データベースに格納され、ネットワーク トポロジを決定するために SNMP によって問い合わせることができます。この情報には、システム名、ポート名、VLAN 名、IP アドレス、システム機能 (スイッチング、ルーティング)、MAC アドレス、リンク統合などが含まれます。

LLTD

Link Layer Topology Discovery (Microsoft 規格) - LLTD は LLDP と同様の機能を備えた Microsoft 独自のプロトコルです。有線または無線ネットワーク (イーサネット 802.3 または無線 802.11) で動作します。LLTD は Windows Vista および Windows 7 に含まれており、Windows XP にもインストールできます。

PDU

Protocol Data Unit - スイッチング機能に関しては、フレームがレイヤ 2 の PDU です。フレームには、リンク レイヤ ヘッダーが含まれ、その後にパケットが続きます。

RSTP

Rapid Spanning Tree Protocol (高速スパニング ツリー プロトコル、IEEE 802.1D-2004) - RSTP は、1998 年にスパニング ツリー プロトコルの改良版として定義されたものです。トポロジ変更後のスパニング ツリーの収束が速くなっています。