第4章 状況情報の表示
システム > 状況
「システム > 状況」ページには、SonicWALLセキュリティ装置とSonicWALLセキュリティ サービスのライセンス管理に役立つさまざまな情報とリンクが表示されます。ここには、SonicWALLセキュリティ装置に関する状況情報が、「システム メッセージ」、「システム情報」、「セキュリティ サービス」、「最新の警告」、「ネットワーク インターフェース」の5つのセクションにまとめて表示されるほか、SonicWALL構成ウィザードにアクセスするための 「ウィザード」ボタンが表示されます。
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ウィザード
「システム > 状況」ページの「ウィザード」ボタンでSonicWALL構成ウィザードにアクセスすると、次のサブウィザードを使いながらSonicWALLセキュリティ装置の設定を簡単に行うことができます。
・ セットアップ ウィザード - インターネット (WAN) 接続およびLAN接続の安全性が確保されるようにSonicWALLセキュリティ装置をすばやく設定できます。
・ 公開サーバ ウィザード - ウェブ サーバや電子メール サーバなど、内部のサーバを公開するために必要なSonicWALLセキュリティ装置の設定をすばやく行うことができます。
・ VPNウィザード - 新しいサイト間VPNポリシーを作成できるほか、SonicWALLグローバルVPNクライアントからVPNで接続できるようにWAN GroupVPNを設定できます。SonicWALL構成ウィザードの使用法については、
・ アプリケーション ファイアウォール ウィザード - SonicWALL NSAシリーズ装置で利用可能なウィザードです。アプリケーション レベルのネットワーク トラフィックを検査するためのポリシーを使用してSonicWALLセキュリティ装置の設定をすばやく行うことができます。このウィザードを使用すると、一連の定義済みの手順に従ってアプリケーション ファイアウォール ポリシーを作成できます。「ウィザード」 を参照してください。システム メッセージ
「システム メッセージ」セクションには、SonicWALLセキュリティ装置を設定する際に遭遇する可能性のあるさまざまな問題 (パスワード、ログ メッセージ、SonicWALLセキュリティ サービス オファーの通知、新しいファームウェアの通知、セキュリティ サービスの有効期限が迫っているなど) が表示されます。
システム情報
このセクションには、以下の情報が表示されます。
・ モデル - SonicWALLセキュリティ装置製品の種類です。
・ 製品コード - SonicWALLセキュリティ装置のモデルの通知コードです。
・ シリアル番号 - SonicWALLセキュリティ装置のMACアドレスでもあります。
・ ファームウェア バージョン - SonicWALLセキュリティ装置にロードされているファームウェア バージョンです。
・ セーフモード バージョン - SonicWALLセキュリティ装置にロードされているセーフモード ファームウェアのバージョンです。
・ ROMバージョン - ROMバージョンです。
・ CPU - 直前の10秒間のCPU平均使用率とSonicWALLセキュリティ装置のプロセッサの種類です。
・ 搭載しているメモリ - RAMおよびフラッシュ メモリの容量です。
・ システム時間 - SonicWALL装置の内部時計に登録されている時刻です。
・ アップタイム - SonicWALLセキュリティ装置が動作し続けている時間です (日、時、秒単位)。
・ 接続 - SonicWALL セキュリティ装置がサポートするネットワーク接続の最大数、同時接続の最高数、および現在の接続数です。
・ 接続使用率 - 現在確立している接続の最大数の割合です。この割合 (パーセンテージ) は現在の接続数を接続可能な最大数で割ったものになります。
・ 最終更新 - システムを最後に更新したユーザのIPアドレスと更新時のタイムスタンプが表示されます。最新の警告
このセクションには、システム エラーや攻撃に関連するメッセージが表示されます。攻撃メッセージには、AV警告、禁止する電子メール添付ファイル、不正な証明書などが含まれます。システム エラーには、WAN IP変更や暗号化エラーなどがあります。青色の矢印を選択すると、 「ログ > 表示」ページが表示されます。
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SonicWALLセキュリティ装置のログ記録については、「ログ」 を参照してください。
セキュリティ サービス
mysonicwall.comでSonicWALLセキュリティ装置を登録しないと、「セキュリティ サービス」フォルダに次のメッセージが表示されます。「SonicWALLセキュリティ装置は登録されていません。ここを選択して、SonicWALLセキュリティ装置を登録してください。」というメッセージが表示されます。SonicWALLセキュリティ装置を登録したり、セキュリティ サービスを購読したりするには、mysonicwall.comアカウントが必要です。mysonicwall.comアカウントは、SonicWALL管理インターフェースから直接作成できます。
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SonicWALLセキュリティ装置を登録すると、利用可能なSonicWALLセキュリティ サービスのリストがこのセクションに表示されます。各サービスは「購読済」または「未購読」のどちらかの状況になっています。「購読済」の場合、「状況」列にはライセンスの数および使用中のライセンスの数が表示されます。矢印アイコンを選択すると、「システム > ライセンス」ページがSonicWALLウェブベース管理インターフェースに表示されます。SonicWALLセキュリティ サービスおよびSonicWALLセキュリティ装置の登録は、mysonicwall.comによって管理されています。
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SonicWALLセキュリティ サービスの詳細と、SonicWALLセキュリティ装置上でこのサービスを有効にする方法については、「セキュリティ サービス」 を参照してください。
SonicWALLセキュリティ装置の登録
インターネット接続を確立したら、SonicWALLセキュリティ装置を登録することをお勧めします。SonicWALLセキュリティ装置の登録には、以下のようなメリットがあります。
・ SonicWALL侵入防御サービス、SonicWALLゲートウェイ アンチウィルス、 コンテンツ フィルタ サービス、
およびクライアント アンチウィルスの30日間無料トライアルを試用できる
・ SonicWALLアンチスパムを有効にできる
・ SonicWALLセキュリティ サービスおよびアップグレードを有効にできる
・ SonicOSファームウェア更新にアクセスできる
・ SonicWALLテクニカル サポートが得られるご登録の前に
SonicWALLセキュリティ装置が登録されていないと、SonicWALL管理インターフェースの「システム > 状況」ページの「セキュリティ サービス」フォルダに、次のメッセージが表示されます。SonicWALLが登録されていません。ここを選択してSonicWALLを登録してください。SonicWALLセキュリティ装置を登録するには、mysonicwall.comアカウントが必要です。
SonicWALLセキュリティ装置がインターネットに接続されている場合は、mysonicwall.comアカウントを作成して、SonicWALL管理インターフェースから直接SonicWALLセキュリティ装置を登録できます。mysonicwall.comアカウントをすでにお持ちの場合は、管理インターフェースから直接SonicWALLセキュリティ装置を登録できます。
mysonicwall.comアカウントは、ウェブ ブラウザを 〈https://www.mysonicwall.com〉 に接続することによってインターネットからアクセスできます。mysonicwall.comはHTTPS (Hypertext Transfer Protocol Secure) プロトコルを使って機密情報を保護しています。
補足 機器を登録する場合は、SonicWALLセキュリティ装置のタイムゾーンとDNSの設定が正しいことを確認してください。セットアップ ウィザードを使用したタイムゾーンとDNSの設定方法については、SonicWALLセットアップ ウィザードの手順を参照してください。
補足 mysonicwall.comの登録情報は、販売されたり、他の企業と共有されたりすることはありません。
セキュリティ装置は、「セキュリティ サービス」セクションに表示されるシリアル番号と認証コードを使うことによって 〈https://www.mysonicwall.com〉 サイトでも登録できます。「SonicWALL」リンクを選択すると、mysonicwall.comアカウントにアクセスします。セキュリティ装置の登録完了後に認証コードが提供されます。「取得した登録コードを下記に入力してください」という見出しの下のフィールドに登録コードを入力し、「更新」を選択します。
MySonicWALLアカウントの作成
MySonicWALLアカウントは、すばやく簡単に作成できます。しかも無料です。SonicWALL管理インターフェースのオンライン登録フォームに入力するだけです。SonicWALL管理インターフェースからMySonicWALLアカウントを作成するには、以下の手順に従います。
手順 1 「システム > 状況」ページの「セキュリティ サービス 」セクションで、「登録情報を更新してください」というリンクを選択します。![]()
手順 3 「MySonicWALLアカウント」ページで、mysonicwall.comアカウント フォームの「アカウント情報」フィールド、「個人情報」フィールド、および「地域設定とアンケート」フィールドに情報を入力します。*のマークが付いているフィールドはすべて必須フィールドです。補足 mysonicwall.comアカウントにアクセスするためのユーザ名およびパスワードを覚えておいてください。
手順 4 「mySonicWALLアカウント」フォームを記入した後、「この内容を送付する」を選択します。手順 5 mysonicwall.comサーバがアカウントの処理を終了すると、アカウントが作成されたことを確認するページが表示されます。「次へ」を選択します。手順 6 これで完了です。mysonicwall.comアカウントが有効化されました。次に、管理インターフェースからmysonicwall.comにログインして SonicWALLセキュリティ装置を登録する必要があります。SonicWALLセキュリティ装置の登録
mysonicwall.comアカウントをすでにお持ちの場合は、以下の手順に従ってセキュリティ装置を登録します。
手順 1 「システム > 状況」ページの「セキュリティ サービス」セクションで、「SonicWALLが登録されていません。ここを選択してSonicWALLを登録 してください」の「登録」リンクを選択します。「mysonicwallログイン」ページが表示されます。
手順 2 「mysonicwall.comログイン」ページの「ユーザ名」フィールドと「パスワード」フィールドに、mysonicwall.comのユーザ名とパスワードを入力し、「この内容を送付する」を選択します。手順 3 以降の数ページに、SonicWALLのセキュリティ サービス用のユーザ向け無料トライアルに関する情報が表示されます。
・ ゲートウェイ アンチウィルス - ネットワーク全体をウィルスから保護します
・ クライアント アンチウィルス - ネットワーク上のコンピュータをウィルスから保護します
・ プレミアム コンテンツのフィルタ サービス - 不適切かつ生産的でないウェブ サイトへのアクセスを制限することで、ネットワークを保護し、生産性を向上させます
・ 侵入防御サービス - トロイの木馬、ワーム、およびアプリケーション層攻撃からネットワークを保護します手順 4 各ページで、「次へ」を選択します。手順 5 製品サーベイ ページの一番上の「ニックネーム」フィールドに、ご使用のSonicWALLセキュリティ装置に付けるニックネームを入力し、オプションの製品サーベイを完了します。手順 6 「この内容を送付する」を選択します。手順 7 mysonicwall.comサーバが登録の処理を終了すると、SonicWALLセキュリティ装置が登録されたことを確認するページが表示されます。手順 8 「次へ」を選択します。「システム > ライセンス」ページの「サービスのオンライン管理」テーブルが表示されます。ネットワーク インターフェース
「ネットワーク インターフェース」には、SonicWALLセキュリティ装置のインターフェースに関する情報が表示されます。青い矢印を選択すると、ネットワーク設定を行うための「ネットワーク > インターフェース」ページが表示されます。「ネットワーク インターフェース」セクションに表示されるインターフェースは、SonicWALLセキュリティ装置のモデルによって異なります。