ネットワーク > 近隣者発見 (IPv6 のみ)

近隣者発見プロトコル (NDP) は、IPv4 の ICMP と ARP が実現するいくつかのタスクを実行するために IPv6 の部分として作成された、新しいメッセージング プロトコルです。ARP と同じように、近隣者発見は動的な登録のキャッシュを構築します。また、管理者は、静的な近隣者発見登録を設定できます。下記の表は従来の IPv4 近隣者メッセージと類似した IPv6 近隣者メッセージおよび機能を示します。

IPv4 近隣者メッセージ

IPv6 近隣者メッセージ

ARP 要求メッセージ

近隣者要請メッセージ

ARP リレー メッセージ

近隣者広告メッセージ

ARP キャッシュ

近隣者キャッシュ

重複回避用 ARP

重複アドレス検出

ルータ要請メッセージ (オプション)

ルータ要請 (必須)

ルータ広告メッセージ (オプション)

ルータ広告 (必須)

リダイレクト メッセージ

リダイレクト メッセージ

NDP を設定するには、「ネットワーク > 近隣者発見」ページに移動します。

静的 NDP 機能により、第 3 層の IPv6 アドレスと第 2 層の MAC アドレス間で静的な割付が可能になります。静的 NDP 登録を設定するには、以下の手順を実行します。

1. 「ネットワーク > 近隣者発見」ページで、「追加」ボタンを選択します。

「IP アドレス」フィールドに、リモート機器の IPv6 アドレスを入力します。

3. 「インターフェース」プルダウン メニューから、ファイアウォール上でこの登録に使用するインターフェースを選択します。

4. 「MAC アドレス」フィールドに、リモート機器の MAC アドレスを入力します。

5. 「OK」を選択します。静的 NDP 登録が追加されます。

NDP キャッシュ テーブルに、現在のすべての IPv6 近隣者が表示されます。以下の種別の近隣者が表示されます。

REACHABLE - 近隣者は 30 秒以内で到達可能であると認識されています。

STALE - 近隣者はすでに到達可能であると認識されていなく、その近隣者に 1200 秒以内にトラフィックが送信されています。

STATIC - 近隣者は静的近隣者として手動で設定されました。