ログイン セキュリティ

内部 SonicOS ウェブ サーバでは現在、HTTPS 管理セッションとネゴシエートする場合に、SSL バージョン 3.0 および TLS を強力な暗号 (128 ビット以上) と組み合わせて使用しています。バージョン 3.0 より前の SSL 実装および脆弱な暗号 (128 ビット未満の対称暗号) はサポートされません。この強化された HTTPS セキュリティにより、潜在的な SSLv2 ロールバックの脆弱性を防御し、PCI (Payment Card Industry) をはじめとするセキュリティおよびリスク管理の標準規格に確実に準拠します。

SonicOS では、パスワードの制約の強制が導入されています。管理者およびユーザが使用するパスワードの安全性が確保されるように設定できます。このパスワードの制約の強制により、現在の情報セキュリティ管理システムで定義されている機密保持の要件、および情報セキュリティ国際評価基準や PCI (Payment Card Industry) などの標準に準拠するための要件を満たすことができます。

パスワードの強制変更間隔 (日数) — 指定した日数が経過するたびにパスワードを変更するようユーザに義務付けます。有効期限の切れたパスワードでログインしようとすると、新しいパスワードの入力を求めるポップアップ ウィンドウが表示されます。「ユーザ ログイン状況」ウィンドウには、ユーザがいつでもパスワードを変更できるように「パスワードの変更」ボタンが用意されています。既定の日数は 90 日です。
同じパスワードの繰り返し使用を禁止する回数 — 指定したパスワード変更回数の範囲で重複しないパスワードを使用するようユーザに義務付けます。既定の回数は 4 回です。
新しいパスワードは、古いパスワードと 4 文字以上相違させる — 新しいパスワードを作成するときに、古いパスワードで使用していた 4 文字以上を変えるようユーザに義務付けます。
最小パスワード長 — パスワードに使用できる最小文字数を設定します。
複雑なパスワードの強制 – ユーザのパスワードに要求される複雑さの度合いを指定します。ドロップダウン メニューには以下のオプションが表示されます。
なし (既定)
アルファベット、数字、記号を必ず併用 – 記号は !@#$%^&*(、および ) のみを使用できます。それ以外は使用できません。
複雑なパスワードの要件 – 複雑なパスワードの強制オプションが選択されているときに、パスワードで使用する必要があるアルファベット、数字、記号の最小文字数を設定します。既定の文字数はそれぞれ 0 です。
上記のパスワードの制約を以下のユーザに対して適用する — これらのチェックボックスでは、パスワードの制約を適用するユーザのクラスを指定します。既定では、すべてのチェックボックスが選択されています。
管理者admin というユーザ名の既定の管理者です。
管理者セッションのタイムアウト時間 (分) — 無動作時に管理者が管理インターフェースから自動的にログアウトさせられるまでの時間を設定します。既定では、無動作時間が 5 分経過すると管理者はログアウトさせられます。タイムアウトは 1~9999 分の範囲に指定できます。
管理者/ユーザのロックアウトを有効にする — 指定した回数の不正なログイン試行が行われた場合に、管理者やユーザをロックアウトして装置にアクセスできないようにします。このオプションは、既定では無効になっています。管理者/ユーザのロックアウトを有効にする を参照してください。
1 分間のログイン失敗回数が次の回数になったらロックアウト — 1 分以内に何回不正なログイン試行が行われたらロックアウトするかを指定します。最小は 1 回、最大は 9999 回で、既定は 5 回です。
ロックアウト期間 (分) — 管理者またはユーザをロックアウトする時間を分単位で指定します。最小は 1 分、最大は 60 分で、既定は 5 分です。