静的 ARP 機能により、第 2 層の MAC アドレスと第 3 層の IP アドレス間で静的な割付が可能になるだけでなく、以下の機能も使用できます。
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この登録を公開する -「静的 ARP の追加」ウィンドウの「この登録を公開する」オプションを有効にすると、ファイアウォール機器が、指定した MAC アドレスで、指定した IP アドレスに対するARP の問い合わせに応答するようになります。例えば、ファイアウォールの MAC アドレスを追加して、ファイアウォール機器で特定のインターフェースのバックアップの IP アドレスに応答できるようになります。次の「静的 ARP によるセカンダリ サブネットの設定」セクションを参照してください。
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MAC アドレスを割り当てる -「静的 ARP の追加」ウィンドウの「MAC アドレスを割り当てる」オプションを有効にすると、指定された MAC アドレスを目的の IP アドレスおよびインターフェースにバインドできます。これにより、(ネットワーク カードの一意の MAC アドレスで認識される) 特定のワークステーションを、ファイアウォール上の指定のインターフェースでのみ使用できるようになります。MAC アドレスが 1 つのインターフェースにバインドされたら、ファイアウォールは他のインターフェースの MAC アドレスに応答しなくなります。また、存在の可能性がある MAC アドレスに動的にキャッシュされた参照をすべて削除し、その MAC アドレスへの追加的な (一意でない) 静的割付を禁止します。
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IP アドレスを動的に更新する -「静的 ARP の追加」ウィンドウの「IP アドレスを動的に更新する」設定は、「MAC アドレスを割り当てる」オプションのサブ機能です。これにより、DHCP を動的な IP アドレス割付に使用するとき、MAC アドレスをインターフェースにバインドさせることができます。このオプションを有効にすると、「IP アドレス」フィールドが淡色表示になり、ファイアウォールの内部 DHCP サーバによる割付された IP アドレス (IP ヘルパーを使用中の場合は外部 DHCPサーバにより割付された IP アドレス) が ARP キャッシュに格納されます。
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