
SMTP リアルタイム ブラックリスト (RBL) は、スパム送信者が使用する SMTP の IP アドレスを公開するためのメカニズムです。こうした情報は数多くの組織によって収集されており、無料のhttp://www.spamhaus.org や有償のhttp://www.mail-abuse.com などが知られています。また、RBL サービスの比較サイトとして、
http://www.sdsc.edu/~jeff/spam/cbc.html などがあります。
RBL リスト プロバイダは、各自のリストを DNS を使用して公開しています。ブラックリストに登録された IP アドレスは、リスト プロバイダの DNS ドメインのデータベースに格納されており、SMTP サーバの IP アドレスを逆順に表記した値をドメイン名の前に付加することによって参照できます。127.0.0.2~127.0.0.9 の応答コードは、どのような理由でブラックリストに登録されているのかを示しています。

例えば、IP アドレスが 1.2.3.4 である SMTP サーバが、RBL リスト プロバイダsbl-xbl.spamhaus.org のブラックリストに登録されているとき、DNS クエリとして4.3.2.1.sbl-xbl.spamhaus.org を送信すると、そのサーバがスパムの送信元であることを示す127.0.0.4 という応答が返されるので、その接続は破棄すべきであると判断できます。