ログの重要度/優先順位

このセクションには、キャプチャされたログ メッセージの優先順位と、電子メールで通知される対応する警告メッセージの優先順位の設定についての情報があります。

補足:警告電子メールは、「ログ > 自動化」ページで「電子メール アドレスへログを送信」オプションおよび「電子メール アドレスに警告を送信」オプションを設定すると送信されます。
トピック:

ログ レベルの設定

ログ レベルを使用すると、イベントを優先順位に基づいてフィルタ処理できます。指定と同じか、それより高い優先順位のイベントが含まれます。指定より低い優先順位のイベントは除外されます。これによって、優先順位の低いイベントをフィルタで除外し、システムのログに含まれないようにすることができます。

ログ > 設定」ページでは、「ログ監視」ページに表示するベースラインのログ レベルを設定できます。次のログ レベルから選択できます。

ログ レベルを設定するには、次の操作を行います。
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ログ > 設定」ページに移動します。
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ログ レベル」メニューから目的のログ レベルを選択します。

選択した登録と同じかそれよりも高い優先順位を持つイベントもすべてログに記録されます。例えば、ログ レベルとして「エラー」を選択すると、「エラー」としてタグ付けされたすべてのメッセージ、および、それより高い優先順位 (重大警告緊急) のメッセージがすべて表示されます。既定値は「デバッグ」です。

イベント属性のグローバルな設定

ログ レベル」ドロップダウン メニューの横にあるツール ボタンを選択すると、「すべての種別の属性を編集」ウィンドウが表示されます。このウィンドウを使用すると、すべての種別およびグループのすべてのイベントの属性を同時に設定できます。

以下のグローバル属性を変更できます。

種別の属性をグローバルに編集するには、次の操作を行います。
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ログ > 設定」ページに移動します。
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ツール」アイコンを選択します。

すべての種別の属性を編集」ポップアップ ウィンドウが表示されます。

 
補足:有効」ボタンは、すべて有効なとき緑色 、すべて無効なとき白色 、混合状態 (一部有効、一部無効) のとき半分だけ色が付いた状態 になります。この設定はすべての種別に適用されるものなので、明示的にオプションを「すべて有効」(アイコンを無地の緑色になるまで繰り返し選択) または「すべて無効」(アイコンを白色になるまで繰り返し選択) する必要があります。特定のイベントだけをそのグループまたは種別の他のイベントと異なるように設定するには、個別のイベント設定を行う必要があります。これを行うと、アイコンは半分だけ色が付いた状態になります。

これらのフィールドに「複数の値」と表示されている場合は、1 つ以上の種別、グループ、またはイベントに異なる値が指定されたことを意味します。個別の設定を表示するには、イベント属性の選択的な設定 を参照してください。「すべての種別の属性を編集」ウィンドウを表示しているとき「複数の値」の設定をすべての種別、グループ、またはイベントに適用される 1 つの値に変更するには、そのオプションが有効になっていてフィールドにアクセスして新しい値を入力できるか確認します。オプションが無効な場合、フィールドはグレーアウトされ、アクセスできません。

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イベント優先順位」メニュー リストで、目的の優先順位を選択します。
補足:冗長フィルタ間隔」フィールドに時間間隔 (秒単位) を入力すると、その間隔内に同じログ メッセージが重複しないようにすることができます。この間隔の範囲は 0 ~ 86400 秒です。Syslog メッセージについては、既定の間隔が 90 秒に設定されます。警告メッセージについては、既定の間隔が 900 秒に設定されます。

ただし、GMS を有効にした場合は、イベントの属性を変更するとき、レポートの生成に使用するイベントをフィルタで誤って除外しないように注意する必要があります。種別およびグループ レベルのイベントに対するユーザによる変更 (暗黙の変更) が工場出荷時に定義されたイベント (GMS で必要とされるイベントなど) に影響する場合、それらの変更は無視されます。しかし、特定のイベントに対する変更 (明示的な変更) が、GMS で必要とされるイベントに対するこの組み込みの保護よりも優先されることがあります。

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ログ監視」にログ イベントを表示する場合は、「ログ監視にイベントを表示する」オプションの「有効」ボタンを選択します。
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イベントをログ監視に表示する冗長フィルタ間隔」フィールドには、次の条件を満たす秒数 (すなわち、その秒数の経過後であれば、続けて発生した同じイベントがログに記録され、ログ監視に表示されるようになる) を入力します。有効な範囲は 0 ~ 86400 です。

例えば、この値を 60 秒に設定した場合、「接続クローズ」イベントが最初に午後 1 時 15 分に発生したとき、最初のイベントから 60 秒経過するまで次の「接続クローズ」イベントはログに記録されません。60 秒以内に発生した「接続クローズ」イベントはすべて除外されます。

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電子メール警告としてイベントを送信する場合は、「電子メール警告としてイベントを送信する」オプションの「有効」ボタンを選択します。
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電子メール警告としてイベントを送信する冗長フィルタ間隔」フィールドには、次の条件を満たす秒数 (すなわち、その秒数の経過後であれば、続けて発生した同じ電子メール警告がイベントとして送信されるようになる) を入力します。有効な範囲は 0 ~ 86400 です。

例えば、この値を 60 秒に設定した場合、電子メール警告が最初に午後 1 時 15 分に発生したとき、最初の電子メール警告から 60 秒経過するまで次の電子メール警告は送信されません。60 秒以内に発生した電子メール警告はすべて除外されます。

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Syslog でイベントを報告する場合は、「Syslog でイベントを報告する」オプションの「有効」ボタンを選択します。
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イベントをログ監視に表示する冗長フィルタ間隔」フィールドには、次の条件を満たす秒数 (すなわち、その秒数の経過後であれば、続けて発生した同じ Syslog メッセージが送信されるようになる) を入力します。有効な範囲は 0 ~ 86400 です。

例えば、この値を 60 秒に設定した場合、Syslog メッセージが最初に午後 1 時 15 分に発生したとき、最初の Syslog メッセージから 60 秒経過するまで次の Syslog メッセージは送信されません。60 秒以内に発生した Syslog メッセージはすべて除外されます。

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グローバル イベントを電子メールで送信する場合は、「ログ ダイジェストにイベントを含める」オプションの「有効」ボタンを選択します。
補足:このオプションを有効にする場合は、「ログ ダイジェストの送信先電子メール アドレス」フィールドで指定した電子メール アドレスが正しいことを確認してください。
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ログ ダイジェストにイベントを含める」を有効にした場合は、「ログ ダイジェストの送信先電子メール アドレス」に対して、次のどちらかの操作を行います。
このダイアログで他の値を変更しても「ログ > 自動化」ページで入力した同じ電子メール アドレスを使う場合は、「変更しない」オプションを選択します。このオプションは既定で有効です。
電子メール アドレスを変更する場合は、「変更しない」オプションを無効にし、現在アクティブなフィールドに新しいアドレスを入力します。
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このダイアログのグローバル設定に基づいて電子メールで警告を送信する場合は、「警告の送信先電子メール アドレス」に対して、次のどちらかの操作を行います。
このダイアログで他の値を変更しても「ログ > 自動化」ページで入力した同じ電子メール アドレスを使う場合は、「変更しない」オプションを選択します。このオプションは既定で有効です。
電子メール アドレスを変更する場合は、「変更しない」オプションを無効にし、現在アクティブなフィールドに新しいアドレスを入力します。
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「ログ > 自動化」ページに入力したのと同じ電子メール アドレスをグローバル警告の送信に使用する場合は、「既定の自動化電子メール アドレスを使用する」オプションを選択します。
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グローバル イベント ログに特定の色を使用する場合は、「変更しない」オプションをオフにします。色選択マトリックスが表示されます。

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適用」を選択します。

イベント属性の選択的な設定

ログ > 設定」ページには、さまざまなレベル (種別、グループ、または個々のイベント) で設定できる主なイベント属性が各列に表示されます。

補足:以下の「ログ~の編集」ポップアップ ウィンドウは見た目は似ていますが、各ウィンドウの適用範囲が異なります。「ログ種別の編集」ウィンドウでは、同じ種別のすべてのグループの設定、すなわち、その種別のすべてのイベントが変更されます。「ログ グループの編集」ウィンドウでは、そのグループのすべてのイベントの設定が変更されます。「ログ イベントの編集」ウィンドウでは、特定のイベントの設定が変更されます。
補足:有効」ボタンは、すべて有効なとき緑色 、すべて無効なとき白色 、混合状態 (一部有効、一部無効) のとき半分だけ色が付いた状態 になります。この設定はすべての種別に適用されるものなので、明示的にオプションを「すべて有効」(アイコンを無地の緑色になるまで繰り返し選択) または「すべて無効」(アイコンを白色になるまで繰り返し選択) する必要があります。特定のイベントだけをそのグループまたは種別の他のイベントと異なるように設定するには、個別のイベント設定を行う必要があります。これを行うと、アイコンは半分だけ色が付いた状態になります。列単位で有効または無効にできます。種別およびグループに対応する行の有効インジケータは灰色 ( は有効、 は無効、 は混合状態) で、「ログ グループの編集」と「ログ種別の編集」ウィンドウ以外からは変更できません。イベントに対応する行には、インジケータの代わりに、イベントを有効または無効にするチェックボックスがあります。
トピック:
ログ種別の編集

イベント属性を種別レベルで設定するには、特定の種別を選択し、「設定」ボタンを選択して「ログ種別の編集」ウィンドウを表示します。ここで行った変更は、選択した種別に限定して、すべてのグループとすべてのイベントに適用されます。

ログ グループの編集

イベント属性をグループ レベルで設定すると、選択した種別に限定して、設定の変更をより小さな適用範囲で行うことができます。これを行うには、その種別内の特定のグループを選択し、「設定」ボタンを選択して「ログ グループの編集」ウィンドウを表示します。ここで行った変更は、選択したグループのすべてのイベントにだけ適用されます。

ログ イベントの編集

よりきめ細かいレベルであるイベント レベルでは、「イベント属性」列を直接変更できます。具体的には、選択した種別をグループに拡張し、さらに選択したグループをそのグループ内の個々のイベントに拡張します。「設定」ボタンを選択して「ログ イベントの編集」ダイアログを表示すれば、個々のイベントの詳細も設定できます。