ActiveX コントロール

アプリケーション制御の最も有用な機能の 1 つは、異なるタイプの ActiveX または Flash ネットワーク トラフィックを識別する機能です。これにより、ゲームを遮断する一方で、ウィンドウズ アップデートを許可できます。アプリケーション制御を導入する前は、「セキュリティ サービス > コンテンツ フィルタ」を使用して ActiveX を遮断するように SonicOS を設定できましたが、この方法ではソフトウェア更新を含むすべての ActiveX コントロールが遮断されました。

アプリケーション制御では、HTML ソース内のクラス IDの値をスキャンすることで、この識別が可能になっています。ActiveX のそれぞれのタイプは独自のクラス ID を持ち、同一のアプリケーションであってもバージョンが異なればクラス ID も異なる場合があります。

次の表に、いくつかの ActiveX タイプとそのクラス ID を示します。

 

表 116. Active X のタイプとクラス ID

ActiveX タイプ

クラス ID

Apple Quicktime

02BF25D5-8C17-4B23-BC80-D3488ABDDC6B

Macromedia Flash v6、v7

D27CDB6E-AE6D-11cf-96B8-444553540000

Macromedia Shockwave

D27CDB6E-AE6D-11cf-96B8-444553540000

マイクロソフト ウィンドウズ
Media Player v6.4

22d6f312-b0f6-11d0-94ab-0080c74c7e95

マイクロソフト ウィンドウズ
Media Player v7~10

6BF52A52-394A-11d3-B153-00C04F79FAA6

Real Networks Real Player

CFCDAA03-8BE4-11cf-B84B-0020AFBBCCFA

Sun Java Web Start

5852F5ED-8BF4-11D4-A245-0080C6F74284

次のスクリーンショットは、Macromedia Shockwave のクラス ID を使用している ActiveX タイプの一致オブジェクトを示しています。この一致オブジェクトを使用するポリシーを作成することで、オンライン ゲームやその他の Shockwave ベースのコンテンツを遮断できます。

これらの ActiveX コントロールのクラス ID は、インターネット上で参照できます。 また、ブラウザにソースを表示して調べることもできます。例えば、次のスクリーンショットのソース ファイルには、Macromedia Shockwave または Flash のクラス ID が含まれています。