SonicOS のセキュリティ保護されるオブジェクト

SonicOS のインターフェース アドレス指定方式は、ネットワーク ゾーンおよびアドレス オブジェクトと連動しています。この構造は、セキュリティが保護されるオブジェクトに基づいており、SonicOS 内のルールとポリシーでこれらのオブジェクトが使用されます。

セキュリティが保護されるオブジェクトには、物理インターフェースに直接リンクされ、「ネットワーク > インターフェース」ページで管理されるオブジェクトが含まれます。アドレス オブジェクトは、「ネットワーク > アドレス オブジェクト」ページで定義します。サービスおよびスケジュール オブジェクトは、ユーザ インターフェースの「ファイアウォール」セクションで定義し、ユーザ オブジェクトは、「ユーザ」セクションで定義します。

ゾーンは、SonicOS のセキュリティ保護されたオブジェクトの手法の、階層上の頂点にあたります。SonicOS には事前に定義されたゾーンがあり、これとは別に独自のゾーンを定義することもできます。事前定義ゾーンは、LAN、DMZ、WAN、WLAN、および個別です。ゾーンには複数のインターフェースを指定できます。ただし、WAN ゾーンは最大でインターフェースの合計数マイナス 1 に制限されています。「ネットワーク > WAN 負荷分散」ページ上の WAN フェイルオーバーと負荷分散の設定に応じて、WAN ゾーン内では、1 つまたは複数の WAN インターフェースがアクティブにトラフィックを搬送できます。

Dell SonicWALL セキュリティ装置における WAN フェイルオーバーおよび負荷分散の詳細については、ネットワーク > フェイルオーバーと負荷分散 を参照してください。

ゾーン設定レベルでは、ゾーンの「インターフェース間通信を許可する」設定により、許可を指示するゾーン内アクセス ルールの作成に関する処理が自動的に行われます。ゾーン全体の総合的なアドレス オブジェクトと、ゾーン アドレスからゾーン アドレスへの許可を包括的に指示するアクセス ルールが作成されます。