Dell SonicWALL ネットワーク セキュリティ装置の設定

Dell SonicWALL ネットワーク セキュリティ装置は、次に示す 3 つの方式の 1 つを使用して設定できます。

 

コンソール ポート経由のシリアル接続による CLI を使用した機能の設定

コンソール ポートへのシリアル接続で CLI を使用する場合、ファイアウォールに IP アドレスを設定する必要はありません。

コンソール ポートへのシリアル接続を使用して CLI で機能を設定するには、以下の手順に従います。
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RJ-45 から DB-9 へのシリアル ケーブルを装置の CONSOLE と記されているポートに差し込みます。ケーブルの他端を設定側コンピュータのシリアル ポートに差し込みます。

RJ-45 から DB-9 へのシリアル ケーブルのピン配置は以下のとおりです。

 

表 169. RJ-45 から DB-9 へのシリアル ケーブルのピン配置

RJ-45 コネクタ

DB9 コネクタ

ピン 1

ピン 9

ピン 2

ピン 1

ピン 3

ピン 4

ピン 4

ピン 5

ピン 5

ピン 2

ピン 6

ピン 3

ピン 7

ピン 8

ピン 8

ピン 7

 

ピン 6 - 未使用

RJ-45 から DB-9 へのシリアル ケーブルのピン配置図は以下のとおりです。

図 69. RJ-45 から DB-9 へのケーブルのピン配置図

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Enter/Return キーを押します。初期情報に続いて "機器名>" というプロンプトが表示されます。

イーサネット経由の SSH 管理セッションの CLI を使用した機能の設定

SSH クライアントを使用して CLI にアクセスするには、イーサネット ケーブルで装置に接続します。この方法は、ファイアウォールのコンソール ポート用の RJ-45 から DB-9 へのシリアル ケーブルがない場合に役立ちます。

SSH 管理を使用するには、X0 (LAN) または X1 (WAN) に IP アドレスを割り当てるか、既定の LAN の IP アドレス 192.168.168.168 を使用します。

イーサネット経由で SSH 管理セッションの CLI を使用して機能を設定するには、次の手順に従います。
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イーサネット ケーブルを X0 と記されているインターフェース ポートに差し込みます。イーサネット ケーブルの他端を設定側コンピュータのイーサネット ポートに差し込みます。
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エミュレーション アプリケーション内で、X0 インターフェースの IP 送信先アドレスを入力し、ポート番号として 22 を入力します。
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接続種別として SSH を選択し、接続を開きます。

管理インターフェース (ウェブ UI) を使用した機能の設定

ウェブ ブラウザで HTTPS を使用して装置を安全に管理するには、直接またはネットワーク経由で装置の LAN または WAN の IP アドレスに接続します。

SonicOS には、CLI で設定できない機能が多数あります。以下の機能は SonicOS 管理インターフェース (ウェブ UI) でしか設定できない機能です。

 

表 170. 管理インターフェース (ウェブ UI) で設定する必要がある SonicOS の機能

種別

機能

ダッシュボード

すべての機能

システム

ライセンス、証明書、設定 (インポート、アップロード/ダウンロード)

SonicPoint

すべての機能

ファイアウォール

アプリケーション ルール

ファイアウォール設定

帯域幅管理

DPI-SSL

すべての機能

アンチスパム

すべての機能

ユーザ

ゲスト サービス、ゲスト アカウント、ゲスト状況セキュリティ

セキュリティ サービス

概要、コンテンツ フィルタ、クライアント AV 強制、アンチスパイウェア地域 IP フィルタ、ボットネット フィルタ

WAN 高速化

すべての機能

AppFlow

すべての機能

ログ

すべての機能

セーフモード

セーフモードは、コンピュータからファームウェアをアップロードし、装置を再起動することができる限定的なウェブ管理インターフェースです。

セーフモード機能を使用すると、「システム > 設定」ページで利用可能なものと同じ設定を含む簡素化された管理インターフェースを使って、不確実な設定状態から素早く回復できます。

ファイアウォールをセーフモードで再起動する手順については、セーフモードを使用してファームウェアをアップグレードする または、使用する装置の『導入ガイド』を参照してください。