YouTube for Schools コンテンツ フィルタ サポート

"YouTube for Schools" は、生徒、教師、管理者に対してカスタマイズした YouTube アクセスを可能にするサービスです。YouTube Education (YouTube EDU) は何十万という無料の教育動画へのアクセスを学校に提供しています。これらの動画は多くの賛同する組織から提供されています。あなたの学校で利用できるコンテンツをカスタマイズできます。すべての学校は YouTube EDU コンテンツすべてにアクセスできますが、教師と管理者は学校ネットワーク内でのみ視聴可能な動画プレイリストの作成もできます。

YouTube for Schools の設定は、「セキュリティ サービス > コンテンツ フィルタ」ページに設定されている、使用中のコンテンツ フィルタの方式に依存します。

ユーザが複数のグループのメンバーであり、あるポリシーが YouTube への無制限のアクセスを許可し、他のポリシーが YouTube for Schools へのアクセスを制限している場合、そうしたユーザは YouTube for Schools のポリシーによって検閲され、YouTube への無制限のアクセスは許可されません。

ユーザは、異なる YouTube for School ID を持つ複数のグループのメンバーになることはできません。ファイアウォールにそのような設定は可能ですが、サポートされません。

CFS ポリシーの割り当て」メニューで「アプリケーション ルールによる」を選択すると、「セキュリティ サービス > コンテンツ フィルタ」ページで、YouTube for Schools コンテンツ フィルタがアプリケーション制御ポリシーとして設定されます。

YouTube for Schools コンテンツ フィルタは、次の 2 つの部分で設定されます。

最初に、1 つまたは複数の一致オブジェクトを作成します。次に、アプリケーション ルールでそれらを適用します。

ファイアウォール上でブラウザを開いている管理者は、ファイアウォールで明示的に管理者を除外しないように設定していない限り CFS ポリシー強制から除外されます。

トピック:

管理者を除外しないためのファイアウォールの設定

管理者を除外しないようにファイアウォールを設定するには:
1
セキュリティ サービス > コンテンツ フィルタ」ページに移動します。

2
管理者に対する CFS の除外」セクションまでスクロールします。

3
管理者に対して CFS 遮断をバイパスしない」チェックボックスをオンにします。
4
ページの上部にある「適用」ボタンを選択します。

YouTube for Schools コンテンツ フィルタの一致オブジェクトの設定

YouTube for Schools コンテンツ フィルタの一致オブジェクトを設定するには:
1
ファイアウォール > 一致オブジェクト」ページに移動します。

2
一致オブジェクトの作成」を選択します。「一致オブジェクトの追加/編集」ダイアログが表示されます。

3
オブジェクト名」フィールドにわかりやすい名前を入力します。名前は最小 1 文字、最大 96 文字です。
4
一致オブジェクト種別」ドロップダウン メニューから「CFS 許可/禁止リスト」を選択します。

一致種別」ドロップダウン メニューから「部分一致」を選択します。部分一致では、コンテンツの任意の部分と指定のパターンとが照合されます。例えば、コンテンツが "SonicWALL is the leader in Unified Threat Management" なら、パターン Sonic と一致します。

5
入力形式」で「英数字」オプションを選択します。
6
内容」フィールドに "youtube.com" と入力します。
7
追加」を選択します。
8
内容」フィールドに "ytimg.com" と入力します。
9
追加」を選択します。
10
OK」を選択して一致オブジェクトを作成します。

YouTube for Schools コンテンツ フィルタのアプリケーション ルールの設定

YouTube for Schools コンテンツ フィルタのアプリケーション ルールを設定するには:
1
ファイアウォール > アプリケーション ルール」ページに移動します。

2
ポリシーを追加する」を選択します。「アプリケーション制御ポリシーの編集」ダイアログが表示されます。

3
ポリシー名」フィールドに、このポリシーのわかりやすい名前を入力します ("CFS YouTube" など)。名前は最小 0 文字、最大 96 文字です。
4
ポリシー種別」ドロップダウン メニューから「CFS」を選択します。オプションが次のように変化します。

5
アドレス」ドロップダウン メニューで、このポリシーを適用するアドレス グループを選択します。既定は「すべて」です。
6
除外アドレス」ドロップダウン メニューで、このポリシーの適用対象から除外するアドレス グループを選択します。除外されたオブジェクトはポリシーの影響を受けません。既定は「なし」です。
7
一致オブジェクト」ドロップダウン メニューで、照合するオブジェクトを選択します。既定は「禁止コンテンツ」です。
8
動作オブジェクト」ドロップダウン メニューから、このポリシーで実行する動作を選択します。この例では、「CFS 遮断ページ」を選択します。
9
ユーザ/グループ」の「包含:」ドロップダウン メニューで、このポリシーの適用対象となるユーザまたはユーザ グループを選択します。既定は「すべて」です。
10
ユーザ/グループ」の「除外:」ドロップダウン メニューで、このポリシーの適用対象から除外するユーザまたはユーザ グループを選択します。除外されたオブジェクトはポリシーの影響を受けません。既定は「すべて」です。
11
スケジュール」ドロップダウン メニューで、目的のスケジュールを選択します。既定値は「常に有効」です。
12
フロー報告を使用する場合は、「フロー報告を有効にする」オプションを選択します。
13
ログを使用する場合は、「ログを有効にする」オプションを選択します。このオプションは、既定では選択されています。
14
メッセージのログに CFS 形式を使用する場合は、「CFS (コンテンツ フィルタ サービス) メッセージ形式でログする」オプションを選択します。このオプションは、既定では選択されています。
15
冗長なログ メッセージをフィルタ処理する場合は、「冗長フィルタ間隔 (秒)」フィールドにフィルタ処理を行う間隔の秒数を入力します。

フィルタ ログ メッセージのグローバル設定を使用するには、(同じ行の)「グローバル設定を使用」オプションを選択します。既定値は 0 秒です。

16
ゾーン」メニューで、このポリシーを適用するゾーンを選択します。既定は「すべて」です。
補足:CFS 許可/除外リスト」および「CFS 禁止/包含リスト」のオプションでは、YouTube for Schools コンテンツ フィルタの一致オブジェクトの設定 で作成した一致オブジェクトを選択する必要があります(この例では CFS YouTube フィルタ を使用)。この一致オブジェクトは、包含または除外のどちらかの対象として選択されます。
17
CFS 許可/除外リスト」ドロップダウン メニューで、このポリシーによる遮断を行わないオブジェクトを選択します。
18
CFS 禁止/包含リスト」ドロップダウン メニューで、このポリシーによる遮断を行うオブジェクトを選択します。
19
すべての検索エンジンで安全検索の強制を使用する場合は、「安全検索の強制を有効にする」オプションを選択します。この設定はデフォルトで無効になっています。
20
YouTube for Schools を有効にするには、「YouTube for Schools を有効にする」チェックボックスをオンにします。
21
学校 ID」ボックスに、学校 ID 番号を入力します。これは www.youtube.com/schools から取得した番号です。
22
OK」を選択してポリシーを作成します。

ファイアウォール上でブラウザを開いている管理者は、ファイアウォールで明示的に管理者を除外しないように設定していない限り CFS ポリシー強制から除外されます。管理者を除外しないためのファイアウォールの設定 を参照してください。

コンテンツ フィルタ ポリシーでの YouTube for Schools の設定

セキュリティ サービス > コンテンツ フィルタ」ページの「CFS ポリシーの割り当て」ドロップダウン メニューを「ユーザとゾーンの設定による」に設定すると、YouTube for Schools がコンテンツ フィルタ ポリシーの一部として設定されます。

コンテンツ フィルタ ポリシーで YouTube for Schools を設定するには、次の手順に従います。
1
セキュリティ サービス > コンテンツ フィルタ」ページに移動します。

2
コンテンツ フィルタの種類」ドロップダウン メニューから「コンテンツ フィルタ サービス」を選択します。
3
設定」ボタンを選択します。「フィルタ プロパティ」ダイアログが表示されます。

4
ポリシー」タブを選択します。

5
YouTube for Schools を有効にしたい CFS ポリシーの設定アイコンを選択します。「CFS ポリシーの編集」ダイアログが表示されます。

6
設定」タブを選択します。

7
YouTube for Schools を有効にする」チェックボックスをオンにします。
8
学校 ID (www.youtube.com/schools から取得) を貼り付けます。

9
OK」を選択します。「CFS ポリシーの編集」ダイアログが閉じます。
10
個別検閲指定」タブを選択します。

11
許可 URL」の「追加」ボタンを選択すると、「許可 URL の追加」ダイアログが表示されます。

12
このダイアログ ボックスの「URL」フィールドに、"youtube.com" と入力します。
13
OK」を選択します。
14
再度「追加」を選択します。
15
URL」フィールドに、"ytimg.com" と入力します。
16
OK」を選択します。

17
OK」を選択します。

これらの設定は、YouTube を遮断するどの CFS 種別よりも優先されます。

ポリシーを適用しても、既存のブラウザ接続に対しては、ブラウザを閉じて再度開くまで効果は現れません。また、ファイアウォール上で管理者としてブラウザを開いているときも、管理者を除外しないようにファイアウォールを明示的に設定していない限り (つまり、「セキュリティ サービス >コンテンツ フィルタ」ページの「管理者に対する CFS 遮断をバイパスしない」チェックボックスをオンにしていない限り)、管理者は CFS ポリシー強制の対象から除外されます。

YouTube for Schools と HTTPS

YouTube for Schools に対する SonicWALL CFS 機能は youtube.com への HTTPS アクセスをサポートしません。HTTPS で youtube.com にアクセスすると、ユーザは YouTube コンテンツに対して無制限にアクセスできます。これを回避するために、以下の解決方法を実装できます。

送信先:youtube.com および ytimg.com に対する FQDN アドレス オブジェクトを作成します。
問題点

DPI-SSL は https://youtube.com の遮断には使用できず、許可だけができます。ゆえに、上記 DPI 部分は、これを回避するために実装する解決方法の一部にはなりません。

youtube.com または www.youtube.com と s.ytimg.com への https アクセスを遮断するために上記のルールを作成したところ、https://drive.google.comhttps://play.google.com/ だけでなく
https://www.google.com
も遮断されました。

その他の Google サイト (calendar.google.comgmail など) はアクセスできています。

遮断されたサイトの FQDN を作成し、そのグループに対して許可ルールを作成しても、
https://youtube.com
へのアクセスを許可できます。

つまり、https, youtube fqdns に対する拒否ルールを作成すると、その他の google ssl サイトも遮断されます。今のところ、YouTube for Schools を使用して、他の Google SSL サイトを遮断せずに SSL YouTube へのアクセスを遮断する方法は見つかっていません。また SSL YouTube を許可せずに、その他のサイトを許可する方法も見つかっていません。