第32章 モデムの設定
モデム
以下のセクションでは、SonicWALL UTM装置でのモデム機能の設定方法と使用方法について説明します。
モデム > 状況
モデムがアクティブな場合、「モデム > 状況」ページには、ダイアルアップ接続情報が表示されます。モデムの接続プロファイルは、「モデム > 接続プロファイル」ページからアクセスする「モデム プロファイルの設定」ウィンドウで作成します。
「モデム状況」セクションには、モデムがアクティブな場合、ISPの現在のアクティブ ネットワーク情報が表示されます。
・ WANゲートウェイ (ルータ) アドレス
・ WAN IP (NATパブリック) アドレス
・ WANサブネット マスク
・ DNSサーバ1
・ DNSサーバ2
・ DNSサーバ3
・ 現在アクティブなダイアルアップ プロファイル (ID)
・ 現在の接続速度モデムがアクティブでない場合、「状況」ページには、モデムがアクティブでない原因の可能性がリストされます。モデムがアクティブの場合、ISPのネットワーク設定を使用してWANアクセスが行われます。
モデム > 設定
「モデム > 設定」ページでは、モデムの設定、データ種別による接続の指定、管理/ユーザ ログイン オプションの選択、およびプライマリ モデム プロファイルとバックアップ モデム プロファイルの選択を行うことができます。
モデム装置タイプ - アナログ モデム、3G/モバイル接続、自動検出のどれを使用しているかを選択します。スピーカ ボリューム - モデムのスピーカをオンにするか、オフにするかを選択します。既定値は「オン」です。モデム初期化 - 「以下で使用するモデム接続を初期化する」を選択し、ドロップダウン メニューから国を選択します。既定では、「米国」が選択されています。モデムがATコマンドを使用して初期化する場合は、「ATコマンドを使用してモデム接続を初期化する」を選択します。ATコマンド (モデム初期化用) フィールドに、モデムで使用するATコマンドを入力します。ATコマンドはモデムを制御するための命令であり、ATS7=30 (ダイアル トーンを最長 30 秒間待つ)、ATS8=2 (文字列にカンマ (”,”) がある場合のモデムの待機時間を設定) などの形式で指定します。データ種別による接続
「データ種別による接続」セクションでは、モデムがISPにダイアルする前に検出する送信データを指定できます。送信データは、LAN上のコンピュータから発信される必要はなく、SonicWALLセキュリティ装置のセキュリティ アプリケーションが生成するパケットの場合もあります。
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「データ種別による接続」には、次の種別が含まれます。
・ NTPパケット
・ GMSハートビート
・ システム ログ電子メール
・ アンチウィルス プロファイルの更新
・ SNMPトラップ
・ ライセンス更新
・ ファームウェアの更新要求
・ Syslogトラフィック管理/ユーザ ログイン
「管理/ユーザ ログイン」セクションでは、モデム インターフェースを介したSonicWALLセキュリティ装置またはユーザ ログインのリモート管理を有効化できます。
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サポートされている次の管理プロトコルから選択できます。HTTPS、Ping、SNMP、SSHから1つ以上を選択できます。管理トラフィックとして「HTTP」を選択することもできますが、 HTTPトラフィックはHTTPSトラフィックよりも安全性が低いことに注意してください。
セキュリティを高めるためにSonicWALLでHTTP要求をHTTPS要求に自動的に変換するには、「HTTPからHTTPSへのリダイレクトを有効にするためのルールを追加する」を選択します。
モデム > 詳細設定
「モデム > 詳細設定」ページを使用して、ダイアル アウトの遠隔開始機能を設定できます。この機能によって、ネットワーク管理者はSonicWALL UTM装置からWANモデム接続をリモートで開始できるようになります。
ダイアル アウトの遠隔開始を有効にする
ダイアル アウトの遠隔開始の呼び出しの仕組みを説明したのが、次のプロセスです。
1. ネットワーク管理者が、リモート オフィスに配置されたSonicWALLへのモデム接続を開始します。3. 設定済みのダイアル プロファイルに基づいて、SonicWALLのダイアルアップISPへのモデム接続が開始されます。補足 不正なパスワードが3回入力されると、ダイアル アウトの遠隔開始認証セッションが終了します。各パスワード入力の許容時間は最大60秒です。ダイアル アウトのセッションが終了すると、別のダイアル アウトの遠隔開始認証セッションでSonicWALLを再呼び出しできるようになります。
補足 SonicWALL上でのLAN-WAN間トラフィックによって、ダイアル アウトの遠隔開始セッションの認証と同時にダイアル アウト要求が発生した場合は、ダイアル アウトの遠隔開始セッションが終了し、SonicWALL固有のダイアル アウト セッションが開始されます。
ダイアル アウトの遠隔開始の設定
ダイアル アウトの遠隔開始機能を設定する前に、設定内容が次の前提条件を満たしているかどうかを確認してください。
・ ダイアル プロファイルが「ダイアル オン データ」用に設定されていること。
・ SonicWALLセキュリティ装置が、HTTPSを使って管理される設定になっていること (この設定の場合、機器へのリモート アクセスが可能)。
・ 「最大接続時間 (分)」フィールドに値を入力します。このフィールドに値を入力しないと、ダイアル アウトの呼び出しが無期限に接続された状態になるため、「切断」ボタンを選択して手動でセッションを終了しなければならなくなります。ダイアル アウトの遠隔開始を設定するには、「モデム > 詳細設定」画面に移動します。
1. 「ダイアル アウトの遠隔開始を有効にする」チェックボックスをオンにします。2. (オプション) リモート呼び出しを認証するには、「認証を要求する」チェックボックスをオンにして、「パスワード」フィールド および「パスワードの確認」フィールドにパスワードを 入力します。帯域幅管理
「帯域幅管理」セクションでは、モデム インターフェースの送信 (発信) または受信 (着信) 帯域幅管理サービスを有効にできます。
補足 帯域幅管理はサービスであり、登録する必要があります。このサービスを設定するには、ユーザ インターフェースの「アプリケーション ファイアウォール」セクションに移動します。
1. 「イーグレス帯域幅管理を有効にする」チェックボックスをオンにして、発信トラフィックに対する帯域幅管理ポリシーの適用を有効にします。2. 「イングレス帯域幅管理を有効にする」チェックボックスをオンにして、着信トラフィックに対する帯域幅管理ポリシーの適用を有効にします。3. ドロップダウン リストから「圧縮倍率」を選択します。接続の制限
「接続の制限」セクションでは、モデム接続にホスト/ノードの制限を設定できます。この機能は、特に、オーバーフローとしてモデム接続を使用している配備や負荷分散状況にある配備において、接続の超過を回避するのに役立ちます。
「最大ホスト数」フィールドに、このインターフェースが接続されたときに許可されるホストの最大数を入力します。既定値は“0”で、この場合はノード数の制限はありません。
モデム > 接続プロファイル
「モデム > 接続プロファイル」ページでは、接続のためのダイアルアップISP情報を使用して、SonicWALLセキュリティ装置上のモデム プロファイルを設定することができます。個々のISPのための異なるプロファイルがある場合、複数のモデム プロファイルを使用することができます。
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現在のプロファイルが「接続プロファイル」テーブルに表示されます。以下のプロファイル情報が表示されます。
・ 名前 - プロファイルに割り当てた名前。それぞれのプロファイルを識別するために、「Home」、「Office」、「Travel」のような名前を使用することができます。
・ IPアドレス - インターネット接続のIPアドレス。
・ 接続タイプ - プロファイルの「プロファイルの設定」ウィンドウで選択したオプションに応じて、「恒久」、「データ種別による接続」、または「手動でダイアル」が表示されます。
・ 設定 - 編集アイコンを選択することにより、プロファイルを編集することができます。削除アイコンを選択することにより、プロファイルを削除することができます。プロファイルの設定
1. 「モデム > 接続プロファイル」ページで、「追加」ボタンを選択します。ダイアルアップ プロファイルを設定するための「モデム プロファイルの設定」ウィンドウが表示されます。
3. 「プロファイルを作成した後、どのプロファイルをWANフェイルオーバーまたはインターネット アクセス用に使用するかを指定することができます。
ISP設定を行うには、ダイアルアップ インターネット サービス プロバイダからインターネット情報を入手する必要があります。
1. 「一般設定」ページの「プロファイル名」フィールドにダイアルアップ プロファイルの名前を入力します。2. 「プライマリ ダイアル番号」フィールドに、ISPへのダイアルに使用する1番目の番号を入力します。ヒント 外線にアクセスするために、9、&、;のような特定の接頭辞を使用する場合は、1番目の電話番号の一部として入力します。
セカンダリ ダイアル番号」フィールドに、ISPへのダイアルに使用する2番目の番号を入力します (オプション)。4. 「ユーザ名」フィールドに、ダイアルアップISPユーザ名を入力します。5. 「ユーザ パスワード」フィールドに、ダイアルアップISPから提供されたパスワードを入力します。6. 「ユーザ パスワードの確認」フィールドに、ダイアルアップISPパスワードを確認のために再度入力します。7. ISP接続にアクセスする際に実行されるスクリプトがISPから提供されている場合は、「チャット スクリプト」フィールドに入力します。チャット スクリプトの使用の詳細については、「チャット スクリプト」 のセクションを参照してください。8. 「ISPアドレス」タブを選択します。
9. 「ISPアドレス設定」セクションで、ISPから恒久的なダイアルアップIPアドレスが与えられていない場合は、「自動的にIPアドレスを取得する」を選択します。ISPから恒久的なダイアルアップIPアドレスが与えられている場合は、「IPアドレスを指定する」を選択し、対応するフィールドにIPアドレスを入力します。10. DNSサーバのIPアドレスを自動的に取得する場合は、「自動的にIPアドレスを取得する」を選択します。ISPが、DNSサーバの特定のIPアドレスを指定している場合は、「IPアドレスを指定する」を選択し、対応するフィールドにプライマリDNSサーバのIPアドレスを入力します。下のフィールドにセカンダリDNSサーバ アドレスも追加することができます。11. 「パラメータ」タブを選択します。ページにある設定を使用して、モデム ダイアルアップの動作を設定します。
12. 「接続タイプ」メニューで、以下のオプションを1つ選択します。
・ 恒久的な接続 - 「恒久的な接続」を選択することにより、モデムは、「ネットワーク > 設定」ページで「切断」ボタンを選択するまで接続を維持します。「ネットワーク > WAN負荷分散」ページで「ダイアルアップWANフェイルオーバーを有効にする」を選択した場合、WAN接続が切断されるとモデムは自動的にダイアルします。「プライマリ プロファイル」で接続できなかった場合、モデムは「バックアップ プロファイル1」を使用してISPへダイアルします。
・ データ種別による接続 - 「データ種別による接続」を使用するには、モデムがISPにダイアルする前に、アウトバウンド データが検出される必要があります。アウトバウンド データは、LAN上のコンピュータから送信されたものだけではなく、SonicWALLセキュリティ装置の内部アプリケーション (自動更新やアンチウィルスなど) によって生成されるパケットも含まれます。「モデム > フェイルオーバー」ページで「WANフェイルオーバーを有効にする」を選択している場合は、論理監視により生成されるPingは、WANイーサネット接続が検出されない場合にモデムのダイアルを始動することができます。「プライマリ プロファイル」で接続できなかった場合、モデムは「バックアップ プロファイル1」を使用してISPへダイアルします。
・ 手動で接続 - 「プライマリ プロファイル」用に「手動で接続」を選択した場合、モデム接続は自動的に行われません。ダイアルアップ接続を確立するためには、「ネットワーク > 設定」ページで「接続」ボタンを選択する必要があります。また、WANフェイルオーバーも自動的には行われません。警告 WANフェイルオーバーのために2つのダイアルアップ プロファイルを設定している場合、モデムの動作は、それぞれのプロファイルで同じにしてください。例えば、プライマリ プロファイルで「恒久的な接続」を使用している場合は、バックアップ プロファイルでも「恒久的な接続」を使用する必要があります。
警告 モデムに対して「恒久的な接続」を有効にした場合、モデム接続は、WANイーサネット接続が再度有効になるか、「設定」ページで「切断」を選択することにより強制的に切断しない限り、接続し続けます。 13. 「
データ種別による接続」または「手動で接続」のどちらかを選択した場合は、「無動作時タイムアウト (分)」フィールドに、ダイアルアップ接続が無動作を許可する時間を分単位で入力します。14. 「最大接続速度 (bps)」メニューから接続速度を選択します。「自動」は、既定の設定です。ISPと接続した際に、SonicWALLセキュリティ装置が、自動的に接続速度を検出します。特定の速度をメニューから選択することもできます。15. 特定の時間の後に接続を切断する場合、「最大接続時間 (分)」を選択します。接続を有効にする時間を分単位で入力します。値は0から1440分の範囲で指定することができます。この機能は、「無動作時に切断」設定と衝突しません。両方の機能を設定した場合、接続は、短い方の設定時間に基づいて切断されます。16. 「最大接続時間 (分)」を選択した場合は、「再接続前の間隔 (分)」に、ISPへ再ダイアルするまでの遅延時間を分単位で入力します。値は0から1440分の範囲で指定することができます。既定値は0です。これは、ISPに再接続するまでの遅延時間がないことを意味します。17. 電話回線にキャッチフォン機能がある場合は、機能を無効にしてください。そうしないと、他の電話によってISPとの接続が中断します。「呼び出しの無効」を選択し、リストからコマンドを選択します。コマンドがリストにない場合は、「その他」を選択して、フィールドにコマンドを入力します。どのコマンドを使用するかが不確かな場合は、電話会社の資料を参照するか、電話会社に問い合わせてください。18. ISPへの電話回線が話中だった場合、SoniWALLセキュリティ装置のモデムが接続を試行する回数を、「電話番号ごとの再試行回数」フィールドに入力します。既定値は0です。19. 「再試行間隔 (秒)」フィールドにリダイアルの間隔を秒単位で入力します。既定値は“5”秒です。20. モデムがISPと接続した場合にVPN SAを無効化する場合は、「ダイアル時にVPNを無効にする」を選択します。ダイアルアップ接続が終了すると、VPN SAは再度有効化されます。これは、自社内のポイント ツー ポイントRASネットワークに接続し、イントラネット内で暗号化されていないパケットを送信する場合に有用です。21. 「スケジュール」タブを選択します。
22. モデムが接続可能な時間帯を指定する場合は、「接続プロファイルの制限時間」を選択します。モデムが接続可能な時間帯を、曜日ごとに24時間形式で入力します。23. 「OK」を選択し、ダイアルアップ プロファイルをSonicWALLセキュリティ装置に追加します。ダイアルアップ プロファイルが、「接続プロファイル」テーブルに表示されます。チャット スクリプト
いくつかの従来のサーバは、ダイアルアップ サーバへアクセスするために、企業独自のチャット スクリプトを必要とする場合があります。
チャット スクリプトは、他のタイプのスクリプトと同様に、キーボードを使用したコマンドの入力操作を自動化します。TELE3 SP上でチャット スクリプト インタプリタにより使用される、応答が期待されるペアのグループと追加の制御コマンドから構成された、コマンドと応答から成ります。TELE3 SPは、ほとんどのISPで動作する既定のチャット スクリプトを使用しますが、ISPが、ISPのサーバと“チャット”するための特定のコマンドを使用するチャット スクリプトを要求する場合もあります。ISPが特定のチャット スクリプトを要求する場合は、一般的にダイアルアップ アクセス情報とともにそのスクリプトが提供されます。TELE3 SP用の既定のチャット スクリプトでは、以下のコマンドを使用しています。
ABORT `NO DIALTONE'
ABORT `BUSY'
ABOR `NO CARRIER'
" ATQ0
" ATE0
" ATM1
"ATL0
" ATV1
OK ATDT\T
CONNECT \D \C最初の3つのコマンドは、モデムから「NO CARRIER」、「NO DIALTONE」、「BUSY」の文字列を受信した際に実行を中止するためにチャット スクリプト インタプリタに指示しています。
次の5つのコマンドはATコマンドです。空の文字列として定義された
“に従って、何も待たないことをチャット インタプリタに指示し、モデムに対して設定を行います。つまり、コマンド応答を返す、キャラクタのエコーを行わない、接続時に接続ボー レートを報告する、冗長な応答を返すという設定です。次の行は、期待する文字列として「OK」があり、インタプリタは、スクリプトを継続する前に、以前のコマンド「ATV1」に対する応答として「OK」が返されるのを待ちます。50秒の既定時間内に「OK」の応答がない場合、チャット インタプリタはスクリプトを中止し、接続は失敗します。「OK」を受信した場合は、選択したダイアルアップ アカウントの局番と電話番号にダイアルします。「¥T」コマンドは、チャット スクリプト インタプリタによりダイアルアップ アカウントの局番と電話番号に置換されます。
スクリプトの最後の行では、「CONNECT」が期待されるリモート モデムからの応答です。モデムが正常に接続されると、「CONNECT」がTELE3 SPモデムから戻ってきます。「¥D」は、サーバとPPP認証を開始するまでに、1秒間の休止を追加します。「¥C」コマンドは、モデムにキャリッジ リターンを送信しないで、チャット スクリプトを終了します。その後、TELE3 SPは、シリアル リンク上でPPP (ポイント ツー ポイント プロトコル) 接続の確立を試みます。PPP接続は、通常、PPPスイートのPAP (パスワード認証プロトコル) または CHAP (チャレンジ ハンドシェーク認証プロトコル) を使用したユーザの認証が含まれます。PPP接続が確立した後は、他のネットワーク インターフェースと同様です。
個別チャット スクリプト
ISPダイアルアップ サーバがアクセスを制御するための認証プロトコルとしてPAPまたはCHAPを使用しない場合、個別チャット スクリプトを使用することができます。その代わりに、ISPは、PPP接続を確立する前に、ユーザ名とパスワードの入力を求めることにより、ユーザがダイアルアップ サーバにログオンすることを要求します。このタイプのサーバの大部分は、ダム端末ログイン設計手法に根付いた従来のシステムの一部です。これらのタイプのサーバは、さまざまな方法でユーザ名とパスワードを求めることができるか、PPP接続を開始するために後に続くコマンドが必要です。「チャット スクリプト」フィールドに、個別スクリプトを入力することができます。
接続を確立するために個別チャット スクリプトがISPにより要求される場合、一般的にISPのウェブ サイト上に記載されているか、ISPのダイアルアップ アクセス情報とともに提供されます。いくつかのスクリプトは、インターネット上の検索エンジンで、“chat script ppp Linux < ISP名 >”というキーワードを使用することにより、見つけることができます。
個別チャット スクリプトは、次のようなスクリプトです。
ABORT `NO CARRIER'
ABORT `NO DIALTONE'
ABORT `BUSY'
" ATQ0
" ATE0
" ATM1
" ATW2
" ATV1
OK ATDT\T
CONNECT "
sername: \L
assword: \Pヒント ユーザ名とパスワードの最初の1文字は、PPP認証時に無視されます。
最後のコマンドを除いて、前のスクリプトとほぼ同じです。「CONNECT」の後の空文字列 (”) はキャリッジ リターン コマンドをサーバへ送信します。その後、チャット インタプリタは「sername:」 部分文字列を待ちます。応答が戻ってきた場合、現在のPPPアカウント ユーザ名が、「¥L」コマンド制御文字列により送信されます。次に、チャット インタプリタは、部分文字列「assword:」を待ち、PPPアカウント パスワードを「¥P」を使用して送信します。「sername」または「assword」部分文字列のどちらかがタイムアウト期間内に戻ってこない場合は、チャット インタプリタはダイアルアップ処理を中止し、ダイアルアップが失敗します。