アプリケーション制御の利点

アプリケーション制御機能には、次のような利点があります。

「AppFlow 監視」ページの表示中に「ルールの作成」ボタンを使って、注目したアプリケーションに帯域幅管理やパケット監視を素早く適用したり、アプリケーションを完全に遮断したりすることが可能です。

アプリケーション制御機能は、3 つの主要な製品種別と比較することができます。

通常、スタンドアロン プロキシ装置は、特定のプロトコルに対してきめ細かいアクセス制御を提供するように設計されています。Dell SonicWALL アプリケーション制御は、HTTP、FTP、SMTP、POP3 などの複数のプロトコルにわたってアプリケーション レベルのきめ細かいアクセス制御を提供します。アプリケーション制御はファイアウォール上で動作するため、受信トラフィックと送信トラフィックの両方を制御できます。これに対し、専用のプロキシ装置は、一方向にのみ配備されるのが一般的です。SonicWALL 独自の精密パケット検査技術に基づいたアプリケーション制御は、専用のプロキシ装置よりも高いパフォーマンスとスケーラビリティを提供します。

今日の統合アプリケーション プロキシでは、アプリケーション レベルのきめ細かいアクセス制御、アプリケーション層帯域幅管理、およびデジタル権利管理機能は提供されません。専用プロキシ装置の場合と同様、SonicWALL アプリケーション制御は、統合アプリケーション プロキシ ソリューションよりもはるかに高いパフォーマンスとスケーラビリティを提供します。

一部のスタンドアロン IPS 装置ではプロトコル デコード サポートが提供されていますが、アプリケーション レベルのきめ細かいアクセス制御、アプリケーション層帯域幅管理、およびデジタル権利管理機能をサポートする製品は存在しません。

アプリケーション制御を SonicWALL Email Security と比較した場合、それぞれに利点があります。Email Security は SMTP に対してのみ有効ですが、非常に幅広いポリシー空間を利用できます。アプリケーション制御は、SMTP、POP3、HTTP、FTP、およびその他のプロトコルに対して有効で、ファイアウォール上の SonicOS に統合され、Email Security よりも高いパフォーマンスを発揮します。ただし、アプリケーション制御では、Email Security において SMTP に対して提供されるポリシー オプションがすべて提供されるわけではありません。