静的 DHCP 登録の設定

静的登録は、永続的な IP 設定を要求するサーバに割り当てられる IP アドレスです。SonicOS ではインターフェースごとに複数の DHCP スコープを設定できるので、DHCP スコープを設定するときにサブネット範囲がインターフェースに接続されている必要はありません。

静的登録を設定するには、以下の手順に従います。
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ネットワーク > DHCP サーバ」ページで、「DHCP サーバ リース範囲」テーブルの下部にある「静的登録の追加」を選択します。「静的登録の設定」ウィンドウが表示されます。

一般設定
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この登録を有効にする場合は、「一般」タブの「この DHCP 範囲を有効にする」チェックボックスがオンになっていることを確認します。
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登録名」フィールドに、静的 DNS 登録の名前を入力します。
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静的 IP アドレス」フィールドに、機器の IP アドレスを入力します。
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MAC アドレス」フィールドに、機器のイーサネット (MAC) アドレスを入力します。
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リース期間 (分)」フィールドに、別の IP アドレスが発行されるまでの、IP アドレスの使用時間を分単位で入力します。既定値は 1440 分 (24 時間) です。
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デフォルト ゲートウェイ」および「サブネット マスク」の各フィールドに特定のインターフェースのデフォルト値を設定するには、ページの下の方にある「インターフェースの事前設定」チェックボックスをオンにして、ドロップダウン リストからインターフェースを選択します。設定される IP アドレスは、選択したインターフェースと同じプライベート サブネットの IP アドレスです。
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DNS/WINS 設定
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DNS/WINS」タブを選択して、DHCP サーバ機能の設定を続けます。

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DNS サーバのドメイン名がある場合は、「ドメイン名」フィールドに入力します。
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既定では、「WAN ゾーンと同じ DNS 設定にする」が選択されています。選択されていると、DNSサーバの IP フィールドに入力できません。
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SonicWALL セキュリティ装置のネットワーク設定を使用しない場合は、「マニュアルで DNS サーバを指定」を選択し、「DNS サーバ 1」フィールドに DNS サーバの IP アドレスを入力します。さらに 2つの DNS サーバを指定できます。
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ネットワーク上で WINS が実行されている場合は、「WINS サーバ 1」フィールドに WINS サーバの IP アドレスを入力します。さらに別の WINS サーバも指定できます。
詳細設定
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詳細」タブを選択します。「詳細」タブでは、Cisco コール マネージャ情報をネットワーク上の VoIP クライアントに送信するように、SonicWALL DHCP サーバを設定できます。

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コール マネージャ 1」フィールドに、VoIP コール マネージャの IP アドレスまたは FDQN を入力します。さらに 2 つの VoIP コール マネージャ アドレスを追加できます。
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ネットワーク起動設定」で、「次のサーバ」フィールドに、起動プロセスの次のステージの間に PXEクライアントが使用する PXE 起動サーバ (TFTP サーバ) の IP アドレスを入力します。

ネットワーク起動設定」の下のフィールドは Pre-boot Execution Environment (PXE) で使われるものであり、クライアントはネットワーク インターフェースから取得したファイルを使用して起動します。PXE クライアントは、PXE 起動サーバの IP アドレスと名前および起動ファイル名を、DHCPサーバから取得します。

これらのオプションを使用するときは、「DHCP 汎用オプション」の「PXE」を選択します。

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起動ファイル」フィールドに、PXE クライアントが PXE 起動サーバから TFTP 経由で取得できる起動ファイルの名前を入力します。
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サーバ名」フィールドに、PXE 起動サーバ (TFTP サーバ) の DNS ホスト名を入力します。
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OK」を選択して SonicWALL に設定を追加します。
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適用」を選択して SonicWALL に設定を適用します。

Dell SonicWALL セキュリティ装置の VoIP サポート機能の詳細については、VoIP の概要 を参照してください。