SSL VPN ブックマークの使用

以下のセクションでは、各種ブックマークの使用方法を説明します。

リモート デスクトップ ブックマークの使用

リモート デスクトップ プロトコル (RDP) ブックマークを使用すると、指定したデスクトップとの間でリモート接続を確立できます。SonicWALL SSL VPN は、Java クライアントと ActiveX クライアントの両方で RDP5 標準をサポートします。RDP5 ActiveX はインターネット エクスプローラでしか使用できませんが、RDP5 Java は SSL VPN でサポートされるすべてのプラットフォームとブラウザで実行できます。両クライアントの基本的な機能は同じです。ただし、Java クライアントはネイティブ RDP クライアントであり、ActiveX クライアントがサポートしていない以下の機能をサポートしています。

Java クライアント アプリケーションが RDP 6 の場合、以下のものもサポートします。

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RDP」ブックマークを選択します。警告の画面が表示されても「はい」か「OK」を選択して先に進みます。

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VNC ブックマークの使用

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VNC クライアントのロードが完了すると、パスワードを「VNC 認証」ダイアログに入力するよう要求されます。

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VNC のオプションを設定するには、「オプション」ボタンを選択します。「オプション」ダイアログが表示されます。

次の表に、VNC 用に設定できるオプションを示します。

 

表 147. VNC オプション

オプション

既定

オプションの説明

エンコード

Tight

高速ネットワークにはHextileが適していますが、接続の帯域幅が狭い場合はTightを選択すべきです。相手から見てTightVNC Java ビューアの TightデコーダはHextileデコーダよりも効率的なので、この既定の設定でも高速ネットワークに対応できます。

圧縮レベル

既定

TightおよびZlibエンコーディングで指定の圧縮レベルを使用します。レベル 1 のときサーバの CPU 消費は最小で、圧縮率は低くなります。レベル 9 のとき圧縮率は高くなりますが、CPU 時間が消費されるためサーバの速度が低下することがあります。低速のネットワーク接続では高いレベルを使用し、高速のネットワークで作業するときは低いレベルを使用してください。「既定」値は、サーバの既定の圧縮率を使用することを意味します。

JPEG 画像品質

6

これを変更することはできません。

カーソル形状更新

有効

カーソル形状更新は、リモート カーソルの動作をクライアント側でローカルに処理することで帯域幅を節約すると共にマウス ポインタの動作に遅れが生じないようにするプロトコル拡張機能です。現在実装されているカーソル形状更新では、クライアントがサーバ側のマウス カーソルの位置を追跡することを許可していません。これは、マウスがサーバ側でローカルに動かされた場合や別の VNC クライアントによって動かされた場合に、クライアントからマウス カーソルの動きが見えないことを意味します。

リモート側の実際のカーソル位置を常に見たいときは、このパラメータを「無効」に設定してください。このオプションを「無視」に設定すると、「有効」と似た状態になりますが、リモート カーソルは完全に見えなくなります。カーソルの形状に関心がなく、2 つのマウス カーソルが上下に現れるのを見たくないときは、この設定を選択するのがよいでしょう。

CopyRect を使用

はい

CopyRect は、リモート スクリーンの各部分が動き回っているとき、帯域幅と描画時間を節約します。この設定を変更することは普通ありません。

カラー制限

いいえ

いいえ」に設定した場合、24 ビット カラー フォーマットでピクセル データが表現されます。「はい」に設定した場合、各ピクセルが 8 ビットで表現されます。8 ビット カラー フォーマットでは帯域幅が節約されますが、色が正確に見えないことがあります。

マウス ボタン 2 および3

標準

バックアップ」に設定した場合、右マウス ボタン (ボタン 2) と中央マウス ボタン (ボタン 3) が入れ替わります。

表示専用

いいえ

はい」に設定した場合、デスクトップ ウィンドウ内のすべてのキーボードおよびマウス イベントが無視され、リモート側に渡されなくなります。

デスクトップ共有

はい

はい」に設定した場合、クライアント間でデスクトップを共有できます。「いいえ」に設定した場合、新しいユーザがデスクトップにアクセスしたとき、現在のユーザ セッションが終了します。

Telnet ブックマークの使用

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警告メッセージが表示されても「OK」を選択します。Java ベースの Telnet ウィンドウが開始されます。

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SSHv1 ブックマークの使用

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SSHv2 ブックマークの使用

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SSHv2 ブックマークを選択します。Java ベースの SSH ウィンドウが表示されます。ユーザ名を「ユーザ名」フィールドに入力し、「ログイン」を選択します。

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ホストキー ポップアップが表示されます。「はい」を選択し、ログイン プロセスに進みます。

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パスワードを入力し、「OK」を選択します。

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IPv6 用のデバイス プロファイルの設定

SonicOS の IPv6 実装の詳細については、IPv6 を参照してください。

SonicOS は、IPv6 アドレスを持つユーザの NetExtender 接続をサポートしています。「SSL VPN > クライアント設定」ページで、まず従来の IPv6 IP アドレス プールを設定し、次に IPv6 IP プールを設定します。クライアントには、IPv4 と IPv6 の 2 つの内部アドレスが割り当てられます。

SSL VPN > クライアント ルート」ページで、ユーザは、事前定義されたすべての IPv6 アドレス オブジェクトを含むすべてのアドレス オブジェクトのドロップダウン リストからクライアント ルートを選択できます。