ネットワーク DHCP とインターフェースの設定

アクティブ/アクティブ クラスタリングが有効になると、SonicOS の内部 DHCP サーバはオフになり、有効にできなくなります。DHCP サーバを必要とするネットワークは、外部の DHCP サーバを使用できます。アクティブ/アクティブ クラスタリング、および削除されたすべての DHCP サーバ リース範囲を有効にする前に、管理インターフェースで SonicOS DHCP サーバを無効にする必要があります。

ネットワーク > インターフェース」ページでは、仮想グループ内のインターフェースに追加の仮想 IP アドレスを設定したり、インターフェイスの冗長ポートを設定したりできます。

これらのタスクの実行方法については、以下のセクションを参照してください。

SonicOS DHCP サーバの無効化

SonicOS DHCP サーバを無効にし、すべての DHCP サーバ リース範囲を削除するには、以下の手順に従います。
1
クラスタ ノードのプライマリ装置にログインし、「ネットワーク > DHCP サーバ」ページに移動します。
2
DHCP サーバを有効にする」チェックボックスをオフにします。
3
DHCP サーバ リース範囲」で、テーブルの見出しの左上隅にあるチェックボックスをオンにして、テーブル内のすべてのリース範囲を選択します。

4
すべて削除」ボタンを選択します。
5
6
ネットワーク > DHCP サーバ」ページの上部にある「適用」を選択します。

仮想 IP アドレスの設定

アクティブ/アクティブ クラスタリングが初めて有効になったときに、そのファイアウォールのインターフェースに対して設定された IP アドレスは、仮想グループ 1 の仮想 IP アドレスに自動的に変換されます。そのため、仮想グループ 1 には、X0、X1、およびゾーンに対して設定および割り当てが行われているその他のあらゆるインターフェースの仮想 IP アドレスが含まれることになります。

アクティブ/アクティブ クラスタリングでは、仮想グループを追加する場合に仮想 IP アドレスの追加設定が必要になります。複数の仮想 IP アドレス (仮想グループごとに 1 つ) を各インターフェースに割り当てることができます。追加の仮想 IP アドレスのそれぞれは、クラスタ内にある他の仮想グループの 1 つに関連付けられます。各インターフェースは、最大 4 つの仮想 IP アドレスを持つことができます。VLAN インターフェースも、最大 4 つの仮想 IP アドレスを持つことができます。

インターフェースに仮想 IP アドレスを設定するには:
1
クラスタ ノードのプライマリ装置にログインし、「ネットワーク > インターフェース」ページに移動します。
2
3
インターフェースの編集ウィンドウで、「IP アドレス (仮想グループ X)」フィールドに仮想 IP アドレスを入力します ("X" は仮想グループ番号)。

4
OK」を選択します。設定された仮想 IP アドレスは、「インターフェース設定」テーブルに表示されます。

冗長ポートの設定

冗長ポートは、アクティブ/アクティブ クラスタリングと併用できます。未使用の物理インターフェースは、"プライマリ インターフェース" と呼ばれる設定された物理インターフェースへの冗長ポートとして割り当てることができます。プライマリ インターフェースの物理リンクに障害が発生した場合は、冗長インターフェースによって一切の中断なしに処理を続行できます。この機能の利点の 1 つは、物理リンクに障害が発生しても機器のフェイルオーバーを行う必要がないことです。

冗長ポートは、「インターフェースの編集」ウィンドウの「詳細設定」タブで設定できます。「冗長ポート」フィールドは、アクティブ/アクティブ クラスタリングが有効な場合にのみ使用できます。

冗長ポートと冗長スイッチの物理的接続については、『Active/Active Clustering Full Mesh Deployment Technote』を参照してください。

インターフェースの冗長ポートを設定するには:
1
クラスタ ノードのプライマリ装置にログインし、「ネットワーク > インターフェース」ページに移動します。
2
インターフェース設定」テーブルで、冗長ポートを作成するプライマリ インターフェースの「設定」アイコンを選択します。

例例えば、X2 の「設定」アイコンを選択します。

インターフェースの編集」ダイアログが表示されます。

3
詳細」タブを選択します。

4
冗長ポート」ドロップダウン メニューから冗長ポートを選択します。選択肢には未使用のインターフェースのみが表示されます。

例えば、X4 を冗長ポートとして選択します。

5
OK」を選択します。

選択したインターフェースは、「インターフェースの設定」テーブルでグレーアウトされます。冗長ポートであることとそのプライマリ インターフェースを示すメモが表示されます。このインターフェースは、プライマリ ポートの「インターフェースの編集」ダイアログの「冗長ポート」フィールドにも表示されます。

6