リレー プロトコルの設定

IP ヘルパーは、ユーザ定義のプロトコルと拡張ポリシーをサポートします。また、既存の NetBIOS/DHCP リレー アプリケーションをより細かく制御できるようになりました。拡張された組み込みアプリケーションの一部を以下に示します。

各プロトコルには次のオプションを設定できます。

名前 - プロトコルの名前。大文字と小文字が区別されます。 また、一意の名前を指定する必要があります。
ポート 1/2 - 一意の UDP ポート番号。
送信元 IP の変換を許可する - パケット転送の際のソース IP の変換。
タイムアウト - IP ヘルパーのキャッシュ タイムアウト (秒数を 10 秒単位で指定)
Raw モード - IP ヘルパー キャッシュを作成しない単方向の転送。この設定は、検出の目的で使用されるほとんどのユーザ定義プロトコル (WOL/mDNS など) に適しています。
トピック:

ユーザ定義リレー プロトコルの追加

リレー プロトコル」テーブルの左下側にある「追加」ボタンを選択します。「IP ヘルパー アプリケーションを追加する」ウィンドウが表示されます。

プロトコルを追加するには、以下のオプションを設定します。

アプリケーションを有効にする — IP ヘルパー アプリケーションを有効にします。無効にした場合、すべての IP ヘルパー キャッシュが削除されます。
名前 - 大文字と小文字を区別した一意の名前を指定します。
ポート 1/2 - 一意の UDP ポート番号を指定します。
タイムアウト - このフィールドはオプションです。IP ヘルパー キャッシュ タイムアウトの秒数を 10 ~ 60 の範囲で 10秒単位で指定します。指定しない場合は、既定値の 30 秒が選択されます。「Raw モード」が選択されている場合、このフィールドは無視されます。
送信元 IP の変換を許可する - 選択すると、IP ヘルパーで転送されたパケットの送信元 IP をファイアウォールが変換します。
Raw モード - 選択すると、IP ヘルパーがキャッシュを作成せず、単方向の転送がサポートされます。「タイムアウト」フィールドは無視されます。

VPN トンネル インターフェースによる IP ヘルパーのサポート

VPN トンネル インターフェースで IP ヘルパーをサポートできます。Figure 16 は、IP ヘルパー内の DHCP リプレイの簡単な例を示しています。

図 16. トンネル インターフェース サポートを使用した IP ヘルパー内の DHCP リプレイ

VPN トンネル インターフェースを使用して IP ヘルパーを設定するために必要なタスクは以下のとおりです。
補足:Figure 16 の数字は、タスクの番号に対応しています。
1
2
3
4

ユーザ定義プロトコルの削除

ユーザ定義プロトコルを削除するには、そのプロトコルに対応する削除アイコンを選択します。削除するプロトコルの左端のチェックボックスを選択してから、テーブルの左下側にある「削除」ボタンを選択することもできます。

カウンタの表示

プロトコルまたはポリシーの統計アイコンの上にカーソルを置くと、ポップアップ ウィンドウが開いて、そのプロトコルのトラフィック状況が表示されます。