SonicOS は、初期ポリシー作成でネットワーク管理者を支援する、使いやすい設定ウィザードを備えています。SonicWALL 設定ウィザードを起動するには、SonicOS 管理インターフェースの右上のバナーにある「ウィザード」ボタンを選択します。

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このセクションは、以下のサブセクションから構成されています。

インターネット接続の設定

ウィザード > 公開サーバ ウィザード

ウィザード > VPN ウィザード

ウィザード > アプリケーション ルール ウィザード

インターネット接続の設定

SonicWALL に初めてログインすると、セットアップ ウィザードが自動的に起動します。任意の時点で管理インターフェースからセットアップ ウィザードを起動するには、右上隅にある「ウィザード」ボタンをクリックし、「セットアップ ウィザード」を選択します。

Tip SonicWALL 管理インターフェースの「ネットワーク > 設定」ページでも、すべての WAN 設定とネットワーク設定を行うことができます。

セットアップ ウィザードの使用

セットアップ ウィザードを使用すると、次の設定を行うことができます。

• WAN ネットワーク モードと WAN ネットワーク設定

LAN ネットワーク設定

• 無線 LANネットワーク設定 (ワイヤレス機器)

NAT が有効な静的 IP アドレスの設定

NAT を使用して SonicWALL をセットアップすると、LAN 上の必ずしもすべてのコンピュータでパブリック IP アドレスを必要としなくて済みます。このため、インターネットの IPv4 アドレス プールの IP アドレスを節約できます。また、NAT を使用することで、ネットワークのアドレス指定方式がユーザの目に触れません。ネットワーク上のすべてのコンピュータに対応できるだけの個別の IP アドレスが用意されていない場合は、NAT を使用してネットワークを設定できます。

基本的に、NAT は、あるネットワーク内の IP アドレスを別のネットワークの IP アドレスに変換します。ファイアウォールのパケット フィルタの一種として、SonicWALL を通過するパケットの内部 (LAN) IP アドレスを、固定プール アドレスの"擬似"アドレスに置換することによって、ハッカーによる外部侵入からネットワークを保護します。LAN 上のコンピュータの実際の IP アドレスが、外部から隠された状態になります。

このセクションでは、Dell SonicWALL ネットワーク セキュリティ装置の NAT モードを設定する方法について説明します。ISP から単一の IP アドレスを割り当てられている場合は、以下の手順に従います。

Tip WAN IP アドレス、サブネット マスク、および DNS 設定を含むネットワーク情報を用意しておいてください。この情報は、ISP より取得します。

セットアップ ウィザードの開始

1. SonicOS 管理インターフェースの右上隅にある「ウィザード」ボタンを選択します。「ようこそ」画面で「セットアップ ウィザード」を選択し、「次へ」を選択します。

パスワードの変更

パスワードを設定するには、「新しいパスワード」フィールドと「確認」フィールドに新しいパスワードを入力します。「次へ」を選択します。

Tip 他のユーザが簡単に推測できないようなパスワードを選択することが、非常に重要です。

タイム ゾーンの変更

「タイム ゾーン」メニューから適切なタイム ゾーンを選択します。インターネット上のネットワーク タイム サーバによって、SonicWALL の内部クロックが自動的に設定されます。「次へ」を選択します。

WAN ネットワーク モード

5. インターネットにアクセスできるように SonicWALL を設定するのに必要な、適切なネットワーク情報が手元にあることを確認します。Dell SonicWALL ネットワーク セキュリティ装置の場合、WAN ネットワーク モードは「静的 IP」に設定されています。

6. 「次へ」を選択します。

WAN ネットワーク設定

「SonicWALL WAN IP アドレス」に、ISP から提供されたパブリック IP アドレスを入力し、残りの「WAN サブネット マスク」、「ゲートウェイ (ルータ) アドレス」、「DNS サーバ アドレス」の各フィールドに必要な値を入力します。

8. 「次へ」を選択します。

9. LAN 設定に進んでください。

LAN 設定

「LAN」ページでは、「SonicWALL LAN IP アドレス」および「LAN サブネット マスク」を設定できます。「SonicWALL LAN IP アドレス」は、SonicWALL の LAN ポートに割り当てられたプライベート IP アドレスです。「LAN サブネット マスク」では、LAN 上の IP アドレス範囲が定義されます。SonicWALL セキュリティ装置で指定される既定値は、ほとんどのネットワークで使用できます。既定の設定を使用しない場合は、適切なプライベート IP アドレスとサブネット マスクをフィールドに入力します。「次へ」を選択します。

LAN DHCP 設定

「オプション - SonicWALL DHCP サーバ」ウィンドウでは、SonicWALL DHCP サーバを設定します。このサーバを有効にすると、SonicWALL は LAN 上のコンピュータに自動的に IP 設定を割り当てます。DHCP サーバを有効にするには、「LAN に対するDHCP サーバを有効にする」を選択し、LAN 上のコンピュータに割り当てる IP アドレス範囲を指定します。

「LAN に対するDHCP サーバを有効にする」が選択されていない場合は、ネットワーク上の各コンピュータに LAN 上の静的 IP アドレスを設定する必要があります。「次へ」を選択します。

SonicWALL 設定の概要

12. 「設定の概要」ウィンドウには、インストール ウィザードを使用して定義された設定の内容が表示されます。設定を変更する場合は、「戻る」を選択し、「インターネットへの接続」ウィンドウに戻ります。設定が正しい場合は、「次へ」を選択します。

13. SonicWALL がネットワーク設定を保存します。「閉じる」を選択して、SonicWALL 管理インターフェースに戻ります。