アンチスパム > 設定

UTM 用アンチスパムを登録したら、有効にして、スパム、フィッシング、およびウイルス メッセージに対する UTM 装置レベルの保護を開始する必要があります。

1. 「アンチスパム > 設定」ページに移動します。

「アンチスパム サービスを有効にする」を選択して、UTM 用アンチスパム機能を有効にします。

3. 次に、「ジャンク ストア インストーラ」アイコンを選択して、ウィンドウズ サーバにジャンク ストアをインストールします。

補足 CASS 2.0 の最新機能をすべて利用できるように、ジャンク ストアをサーバにインストールすることをお勧めします。

UTM 用アンチスパムの設定

UTM 用アンチスパムが有効になったら、プリファレンスを設定します。これらが設定されると、電子メールが検閲され、設定に従って保管されるようになります。

「電子メール脅威種別」セクションでは、管理者がユーザのメッセージの既定の設定を指定できます。スパム、フィッシング、およびウイルスの問題を含むメッセージに対する既定の設定を選択します。

ドロップダウン オプションを使用して、脅威の各種別でのメッセージの処理方法を選択します。次のオプションがあります。

応答

効果

フィルタリング オフ

UTM 用アンチスパムは電子メールでこの脅威種別のスキャンや検閲を行わないので、すべての電子メール メッセージが受信者に配信されます。

タグ付け

電子メールの件名に[JUNK]や[Possible Junk?]というようなタグが付けられます。このオプションを選択するとユーザによる電子メールのコントロールが可能になり、ユーザは不要なメッセージをジャンク化することができます。

ジャンク ボックスに保管

(既定の設定)

電子メール メッセージがジャンク ボックスに保存されます。適切な権限を持つユーザおよび管理者はメッセージを非ジャンク化することができます。このオプションは推奨設定です。

完全に削除

電子メール メッセージが完全に削除されます。
注意:このオプションを選択した場合、組織は必要なメッセージを失うリスクを負うことになります。

2 つ以上のドメインを使用する場合は、「マルティプル ドメイン」オプションを選択します。詳細については、SonicWALL または SonicWALL 再販業者にお問い合わせください。

「ユーザ定義アクセス リスト」では、電子メール配信のために接続できるクライアントを指定します。自動的に拒否されるクライアントを設定することもできます。

詳細オプションでは、以下の設定ができます。

設定

説明

許可 Dell SonicWALL アンチスパム サービスが利用できない場合の未処理メールの配信。

アンチスパム サービスが有効でないか、何らかの理由で使用できない場合、「許可」を選択すると未処理の電子メールをすべて配信できます。良性の電子メールだけでなく、スパム メッセージもユーザに配信されます。

タグを付け配信する SonicWALL ジャンクストアが利用できない場合の電子メール

SonicWALL ジャンク ストアがスパム メッセージを受け入れられない場合は、それらを削除したり、あるいは件名行に "[Phishing]Please renew your account" のような警告を添えて配信したりできます。

監視間隔

メッセージの間隔を何分にするかを監視サービスに対して設定します。

成功回数のしきい値

成功と報告するまでに必要な成功回数を監視サービスに対して設定します。

失敗回数のしきい値

失敗と報告するまでに必要な失敗回数を監視サービスに対して設定します。

サーバーのパブリック IP アドレス

外部接続に使用できるサーバの IP アドレスです。

サーバーのプライベート IP アドレス

内部トラフィック用のサーバの IP アドレスです。

インバウンド電子メール ポート

外部の送信元からの電子メールを受信するために開かれる UTMのポートです。

送信先の電子メール サーバ プライベート アドレスをジャンク ストア アドレスとして使用する

ジャンク ストアが送信先の電子メール サーバにある場合は、このチェックボックスを選択します。ない場合は、サーバが存在する場所のジャンク ストア IP アドレスを入力します。

電子メール システム検知を有効にする

メール ストリームで動作している他のシステムを検知します。

ジャンク ストアのインストール

UTM 用アンチスパムでは、マイクロソフト Exchange サーバ上にジャンク ストアを作成できます。ジャンク ストアは、エンドユーザが分析できるようにメッセージを検疫し、統計情報を提供します。Exchange システムにログインし、ブラウザを開いて管理インターフェースにログインし、ジャンク ストアをインストールします。

Dell SonicWALL は Sendmail や Lotus Domino などの Exchange 以外の SMTP サーバもサポートしますが、これらのサーバのいずれかにジャンク ストアをインストールする必要はありません。Dell SonicWALL Email Security 製品と同様に、CASS 2.0 の機能を使用するとジャンク ストアをスタンドアロン サーバにインストールできます。

Exchange サーバを使用している場合:

1. Exchange システムにログインし、そのシステム上でウェブ ブラウザを開き、インターフェースにログインします。

2. 「アンチスパム > 設定」ページで、「ジャンク ストア インストーラ」アイコンを選択して、Windows Server にジャンク ストアをインストールします。

ウェブ サイトが Dell SonicWALL Email Security アドオンを読み込もうとしている、という警告がブラウザに表示されることがあります。情報バーを選択し、ポップアップ メニューの「ActiveX コントロールのインストール」を選択します。

4. セキュリティの警告画面で、「インストール」を選択して、ActiveX コントロールをインストールします。

5. 「アンチスパム > 設定」ページで、再び「ジャンク ストア インストーラ」アイコンを選択します。プログレス バーがページに表示されます。

6. ダウンロードが完了するとインストーラが起動します。ジャンク ストアへのデータの移行が完了するには、長い時間がかかることがあります。

7. 「アンチスパム > 状況」ページに移動し、Dell SonicWALL ジャンク ストアが「利用可」になっていることを確認します。通常、ジャンク ストアが動作状態になるまでには約 15 分かかります。