システム > 診断

このセクションでは、「システム > 診断」ページの概要と、このページで実行できる設定タスクについて説明します。

「システム > 診断」の概要

テクニカル サポート レポートのダウンロードと生成

診断テストの実行

「システム > 診断」の概要

「システム > 診断」ページでは、管理者がテクニカル サポート レポートをダウンロードまたはメール送信し、基本的なネットワーク診断を実行できます。

Figure 3:17 「システム > 診断」ページ

system_diagnostics.png

 

テクニカル サポート レポートのダウンロードと生成

テクニカル サポート レポートのダウンロードでは、Dell SonicWALLテクニカル サポートがシステムの動作を分析するうえで役立つシステム情報や設定が記録されます。 テクニカル サポート レポートに対し、以下のオプションが提供されています。

 

• 現在のレポートをダウンロード — このボタンを選択すると、ダウンロードの実行を確認するポップアップ ウィンドウが表示されます。 「保存」を選択してレポートを保存します。 テクニカル サポート レポートは.zipファイルとして保存されます。このファイルには、グラフ、イベント ログ、およびSRA装置に関する他のテクニカル情報が入っています。

• 現在のレポートをメール送信 — TSR レポートを「レポート送信先」フィールドで指定した電子メール アドレスに送信します。

• 再起動時に TSR を生成する — チェックボックスをオンにすると、このオプションが有効になります。このオプションを有効にすると、SRA 装置は再起動するたびに新しい TSR を生成します。装置で生成された最新のレポートがドロップダウン リストに表示されます。ファイル名の前に “Restarted_TSR_” という接頭辞が付加されます。

– ダウンロード — 最新の再起動テクニカル サポート レポートをローカル システムにダウンロードします。

– 削除 — 最新の再起動テクニカル サポート レポートを削除します。

– メール送信 — 最新の再起動テクニカル サポート レポートを、「ログ > 設定」ページの「メール サーバ」フィールドで指定した宛先にメール送信します。

– 新しいレポートを生成時に自動送信する — 最新の再起動テクニカル サポート レポートの自動メール送信を有効にします。メールを自動送信するには、「ログ > 設定」ページの「メール サーバ」と「メール送信元アドレス」のフィールドを設定しておく必要があります。

• TSR の定期生成を有効にする — テクニカル サポート レポートの定期生成を有効にします。これを有効にすると、1 時間ごと、または 1 日ごとにレポートを生成できます。保存される TSR は最大 12 件で、合計ファイル サイズは 50 MB を超えてはいけないことに注意してください。テクニカル サポート レポートの定期生成は主に、Dell SonicWALL 技術者が必要に応じて診断やトラブルシューティングのために使用します。

Note TSR の定期生成は、既定では無効になっています。先に <SSLVPN>/cgi-bin/diag ページで、この機能を有効にしておく必要があります。

– ダウンロード — 最新の定期生成テクニカル サポート レポートをローカル システムにダウンロードします。

– 削除 — 最新の定期生成テクニカル サポート レポートを削除します。

– メール送信 — 最新の定期生成テクニカル サポート レポートを、「ログ > 設定」ページの「メール サーバ」フィールドで指定した宛先にメール送信します。

– 新しいレポートを生成時に自動送信する — 最新の定期生成テクニカル サポート レポートの自動メール送信を有効にします。メールを自動送信するには、「ログ > 設定」ページの「メール サーバ」と「メール送信元アドレス」のフィールドを設定しておく必要があります。

診断テストの実行

管理者は診断ツールを使用して、特定の IP アドレスまたはウェブ サイトに対して Ping、TCP 接続試験、DNS 検索、または Traceroute を実行することにより、SRA の接続をテストできます。また、SRA 装置とローカル コンピュータ間の帯域幅試験を実行したり、SNMP クエリを実行して装置に関する情報を表示したりすることもできます。

「システム > 診断」ページで、SRA装置の標準ネットワーク診断テストを実行できます。診断テストを実行するには、以下の手順に従います。

1. 「システム > 診断」ページにナビゲートします。

system_diagnostics_list.png

 

2. 「診断ツール」ドロップダウン リストで、「帯域幅試験」、「TCP 接続試験」、「DNS ルックアップ」、「Ping」、「Ping6」、「Traceroute」、「Traceroute6」、「SNMP クエリ」、または「ボットネットのテスト」を選択します。

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これらの診断ツールは、以下の機能を実行します。

診断ツール

機能

帯域幅試験

コンピュータと SRA 装置の間のネットワーク接続のアップロード速度とダウンロード速度を測定します。

TCP 接続試験

ポートの接続性をテストします。ポートは、ホスト名または IP アドレスの後にコロンに続いてポート番号を付加することによって指定します (10.9.9.19:83 または www.myhost.com:83 など)。ポートを指定しない場合は、ポート 80 がテストされます。

DNS ルックアップ

DNS 名から IP アドレス、またはその逆の変換を行います。

Ping

ホストまたは IP アドレスへの接続をテストします。

Ping6

IPv6 アドレスまたはドメインへの接続をテストします。Ping6 は、IPv6 アドレスと IPv6 ネットワークで使用するためのものです。

Traceroute

ホストまたは IP アドレスへの接続に必要なルートとホップ数を検出します。

Traceroute6

IPv6 アドレスまたはドメインへの接続に必要なルートとホップ数を検出します。Traceroute6 は、IPv6 アドレスと IPv6 ネットワークで使用するためのものです。

SNMP クエリ

選択された MIB から SNMP 情報を検索します。クエリを実行する前に、SNMP を有効にする必要があります (「システム > 管理」ページ)。「SNMP MIB」ドロップダウン リストで、値を表示する MIB を選択します。「SNWL-SSLVPN-MIB」は、SRA 固有の MIB で、装置の統計とライセンス情報を表示します。「SNWL-COMMON-MIB」は、すべての Dell SonicWALL 製品に共通のファイルで、製品名、シリアル、ファームウェア、ROM バージョン、資産番号 (ユーザ定義) を表示します。その他には、「SNMPv2-MIB」などの標準 SNMP MIB や「すべての SNMP MIB-2」があり、「すべての MIB」を選択することもできます。

ボットネットのテスト

IP アドレスがボットネット IP アドレスであるかどうかを識別します。

3. ホストや IP アドレスなどの追加情報を求められた場合は、その情報を入力します。

4. 「実行」を選択します。

結果がページの下部に表示されます。