Table 1 VNC のオプション
オプション
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Default
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オプションの説明
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Encoding
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Tight
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高速ネットワークには Hextile が適していますが、接続の帯域幅が狭い場合は Tight を選択すべきです。相手側から見て TightVNC Java ビューアの Tight デコーダは Hextile デコーダよりも効率的なので、この既定の設定でも高速ネットワークに対応できます。
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Compression level
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Default
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Tight および Zlib エンコーディングで指定の圧縮レベルを使用します。レベル 1 の場合、サーバの CPU 消費は最小になりますが、圧縮率は低くなります。レベル 9 の場合は、圧縮率は高くなりますが、CPU 時間が消費されるためサーバの速度が低下することがあります。低速のネットワーク接続では高いレベルを使用し、高速のネットワークで作業するときは低いレベルを使用してください。「Default」値は、サーバの既定の圧縮レベルを使用することを意味します。
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JPEG image quality
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6
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これを変更することはできません。
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Cursor shape updates
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Enable
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カーソル状態更新は、リモート カーソルの動作をクライアント側でローカルに処理することで帯域幅を節約すると共にマウス ポインタの動作に遅れが生じないようにするプロトコル拡張機能です。現在実装されているカーソル状態更新では、クライアントがサーバ側のマウス カーソルの位置を追跡することはできません。つまり、マウスがサーバ上でローカルに動かされた場合や別の VNC クライアントによって動かされた場合に、そのマウス カーソルの動きはクライアントからは見えません。
リモート側の実際のカーソル位置を常に見たいときは、このパラメータを「Disable」に設定してください。このオプションを「Ignore」に設定すると、「Enable」と似た状態になりますが、リモート カーソルは完全に見えなくなります。カーソルの状態に関心がなく、2 つのマウス カーソルが上下に現れるのを見たくないときは、この設定を選択するのがよいでしょう。
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Use CopyRect
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Yes
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CopyRect は、リモート スクリーンの各部分が動き回っているときに、帯域幅と描画時間を節約します。この設定を変更することは普通ありません。
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Restricted colors
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No
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「No」に設定した場合、24 ビット カラー フォーマットでピクセル データが表現されます。「Yes」に設定した場合、各ピクセルが 8 ビットで表現されます。8 ビット カラー フォーマットでは帯域幅が節約されますが、色が正確に見えないことがあります。
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Mouse buttons 2 and 3
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Normal
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「Reversed」に設定した場合、右マウス ボタン (ボタン 2) と中央マウス ボタン (ボタン 3) が入れ替わります。
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View only
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No
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「Yes」に設定した場合、デスクトップ ウィンドウ内のすべてのキーボードおよびマウス イベントが無視され、リモート側に渡されなくなります。
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Share desktop
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Yes
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「Yes」に設定した場合、クライアント間でデスクトップを共有できます。「No」に設定した場合、新しいユーザがデスクトップにアクセスしたとき、現在のユーザ セッションが終了します。
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